関西弁講座「・・・ん」。
「にいちゃん。小芋の炊いたんあるか?」とお客様。
私も実際に利用しているが、よくよく考えると「なんじゃこれ?」である。
英語じゃあるまいし…。
しかし、関西弁には語尾が「ん」で終わる言葉が多すぎる。
「なんでやねん」に始まり、「ちゃいますやん」の関西風敬語にまで…。
そして、「ありますか?」は「あん?」。「居てますか?」は「おん?」。
略しすぎにもほどがある言葉にまで最後は「ん」だ。
関西人は、ほとんどの方がせっかちであるため
「効率ええやん」という理由から話し終わると自然に口が閉まるように考えられたものと思われる。
話しは変わるが、「炊いたん」で思いだした。
「サルボ貝」が入荷している。
知らない方も多いと思いますが、ここらでは取り合いになるほどの期間限定の超人気貝。
プロの方にかかれば「サルボ貝」のことを「にいちゃん、サブロ?無いか?」
と、三男坊を呼ぶようにおっしゃられる。
好きすぎて身内のような存在なのであろう。
私もあまり食べたことがないので、いろんな方に「どないして食べるんですか?」とお聞きすると
「焼豆腐と炊くんやないか!なんで知らんねや!」と口を揃えて全員がおっしゃられる。
レシピはたぶんこれひとつと考えられる。
皆さんも一度お試しください。
「焼豆腐とたいたん」を。
2006-11-25