関西弁講座「にぬき」。
「にいちゃん、にぬきってどこにあるんや?」
久しぶりである。
ご存知の方も多いと思われるが、「ゆでたまご」だ。
まず我々の年代は利用しない言葉だ。
漢字で書けば「煮抜き」であろうか?
意味がわからない。
しかし、標準語であるかのように利用する方が多いことに驚かされる。
特に年配の方は、間違いなく100%だ。
つまり関西には2種類の人間で成り立っていることになる。
ゆでたまごを「にぬき」と言う人と言わない人である。
そして、それがそのまま関西弁を伝える側と教えていただく側に分けられる。
ただ心配なのが、高齢化で「関西弁にぬきライン」がどんどん上昇し、
いつしか無くなってしまうことである。
やばい。
意識して利用し、「にぬきライン」の平均年齢を下げることに努めていきたい。
また、もうひとつ「にぬき」で発見があった。
「にぬき」とおっしゃられる方は、だいたいお孫さんがいらっしゃるのだが、
娘さんや息子さんの制止を振り切ってお孫さんの口へ何でも放りこもうと企てている。
「にいちゃん、1歳になる孫にお菓子やりたいんやけど何がええんや?」
「ベビーボーロとかちゃいますか?」
「味ないやろ!愛想ないわ。チョコレートとかのがうまいで?」
「あきませんって!まだ早いですよ」
「娘と一緒のこと言うな?。ええやないか」
う?ん。
講師、お願いいたします。
娘さんのおっしゃられる事を守っていただきたいです。
お孫さんのためなので…。
2006-09-18