関西弁講座「づぼら」。
ますます暖かくなってきて、外に出ると気持ちがいい。
「う?ん」と背伸びをしていると、後ろの方から
「こらっ!なにづぼらしてんや!働かんかいな。わはは」と講師の声。
づぼらとは「怠ける」のような意味だが、
濁点が多いせいか、なぜか心底怠けているように聞こえる。
背伸びのひとつぐらいはどうか許していただきたい。
「いや、ちょっと気持ちええな?と思いまして…」
「しっかり店でおいしいのん売らなあかんで。
こんなとこで油売ってんと。わはは」と、またうまいことを…。
落語家である。
そして、「あっ、そや、にいちゃん。アレ置いて?な!」
と、アレを思い出された。
「あの?、テレビで流れてるやろ。身体にええって言うてたで。
あの?、ほれ、有名な人や。誰やったかいな?」
”アレ”の質問が、”誰”になってしまった。
「え?と、なんかのコマーシャルですか?」
ヒントをいただきたい。迷宮入りを阻止しなければ、である。
「なんで知らんのや。もうええわ。また思い出したら言うわ」
と、急がれているのかせっかちなのか自転車で颯爽と走りだされた。
むちゃくちゃである。
講師。思い出されましたら、またお声をお掛けください。
是非とも品揃えさせていただきます。
お買上、ありがとうございました。
2007-04-23