遠慮。
明日は、待ちに待ったクリスマス・イブ。
長男は、サンタの存在をなんとなく肌で感じる年齢になり、
「言う事聞かへん子のところには来えへんぞ!サンタさんは…」
なんか言うたもんなら、ビックリするほど聞き分けのええ子になる。
「それだけはご勘弁を…」と必死のぱっちだ。
で、そのプレゼントをもらう!で少し気になったのだが、
近所のチビッコ達に「お年玉でも…」と思っても、なんやあげにくい。
すぐにおかあさんのところへ走っていき、報告しよる。
それはそれでいいのだが…、黙ってもろとけ!と思ってしまう…。
私といえば、幼い頃、近所のおっちゃんからお年玉をもらおうと
訳もなくそこらへんをウロウロ?ウロウロ?としたものだ。
また家の近所の商店街では「お?、おかえり!食べるか?」
などと声をかけてくれて、一銭も使わずに
コロッケやたこ焼きで腹いっぱいになったものだ。
おばあの教育も「もらったらアカン!」とかではなく、
「もろたら物喜びする子やないとアカン!」やったし…。
まあ、報告せずによく叱られたが…。
なので、「こういうもんは輪廻やから…」と考えているのだが、
まだチビッコ達に渡せずじまいでいる。
近所のええおっさんになりたいだけやのに…。
親に黙ってもらっとく年齢になるまで待つしかないか…だ。
そんなことを考えてるところへ一本の電話が鳴る。
「お?、にいちゃんか?毎年のことやけど、猫か犬のどっちがええ?」
展開が速すぎて、なんのこっちゃさっぱりわからない。
「カレンダーや!カレンダー。いるやろ!取りにおいで!」
と、毎年なぜか用意してくださる愛すべきおかあさん。
「あっ、あんたは男やから、世界遺産の方がええか?」
どこからかわからないが、たくさんもらうから…とおっしゃられる。
カイチョーとして愛すべきカレンダーを受け取らないわけにはいかない。
ありがとうございます。
遠慮なく頂戴いたします。
じゃあ、息子もいますし、「犬」でお願いします。
2008-12-23