質問を笑ってはいけない。

先日、「町探検」という授業の一環で小学2年生が元気よく店に入ってくる。

「せーの…よろしくお願いします!」

耳が痛くなるほどのバカでかい声に、店内のお客様から笑顔がこぼれる。

あっちゃこっちゃウロウロした後に恒例の質問タイム。

思わず微笑みたくなるような内容をね、またかわいらしい声で聞いてくるのだ。

「一番大変な仕事は何ですか」「何が一番美味しいですか」「一番売れている…」

うーん、なるほど、今年は一番ってのが流行語である。

で、この時、いつも気にかけていることは、無暗に笑わないってこと。

自分の質問が笑われた…なんてトラウマになり

今後、学校や社会で質問しなくなったりしたもんなら…と肝に銘じている。

そういえば、うちの三男坊も2年生だ。

妻に聞くとどうやら「交番」へ行ったらしい。

パトカーまで乗せてもらって上機嫌だったとか。

いや、まあ、パトカーにね、喜んで飛び乗り笑ってられるのは今だけやぞ!と。

私自身、あまり記憶がないが、直近ではあれだ

本物じゃなくって覆面をかぶったやつね、高速道路の脇で

「えぇぇ、うそやん…そんな…だって…」とか笑ってなかったもん…。

おほんっ、えー、本編に戻るが、三男坊に「どんな質問してん?」と聞く。

じゃあ、指で鉄砲を作り、それを自分のこめかみに突きつけて

「こんなんされたことありますか?って聞いた」と。

いやいや…、なんちゅう質問してんねん!である。

あるか!とか思いながらも、んっ、もしかして…「なんて言うてた?」

「うーん、無いなーって。あと手錠してほしかったけど、アカンって」

いやいや…、そらそやろ!である。

警察の方やから、あまり笑わんとちゃんと対応してくれたと思う。

喜んでました、ありがとうございます。

で、まあ、この「質問を笑わないルール」は

子供だけやなく大人にも、もちろん適用するわけだが、

愛すべきおかあさんの質問には不覚にも笑ってしまった。

いやね、店内には「ハロウィン」の飾りつけが施されていて

ポスターなんかを見上げながら呼び止めてくるわけだ。

「なあ、なあ、にいちゃん、にいちゃん」

「どないしましたん?」

「なんや、あれか、今日は南瓜が安いんか?」と。

わはは…なんでやねん!

どんな風に見たらかぼちゃの特売に思えんねん!である。

「ちゃうやん!ハロウィンやん、ハロウィン。知らん?」

なんかね、特売と違うんやったらもうええわ!の興味なし顔。

「あれやで、かぼちゃをな、英語でいうたらハロウィンなんやで」

「へえぇぇ…そうかいな」

いやいや…、そうかいなやあれへん!

ま、しかし、ちゃんと説明しようも、何の興味も示さない姿勢は崩さない。

ごめんなさい、おかあさん。

笑ろたらアカン思ても、やっぱり笑ろてもうたわ!である。

ハロウィンかハレウィンか知らんけど、なんやそれ!

かぼちゃいうたら冬至でしたね、了解しました。

冬至の時はね、かぼちゃを案内させてもらいますから、はい。

ご来店ありがとうございました。

2018/10/08

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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