誰か。
2023年がもうすぐ終わる。
どんな1年だったかな…って振り返る。
年の瀬に息子の髪の毛が言葉で説明できない色に変わる
なんていう暴挙によって、すべて持ってかれたんだけど、
仕事上の話でいえば、そう、値上げが凄まじかった。
どれぐらいかっつうと、「おはよう」とか「こんにちは」とか
挨拶してるはずが、もうね、「なんぼ?」って聞こえるぐらい。
で、まあ、この商品やサービスの値段ってのには
〇〇円になるまでに、いろんな背景が隠されている。
原料はもちろんなんだけど、容器代とか物流費とか開発費、
ブランド・広告…などなど、目に見えないのが山ほど交錯する。
また、お客様にも事情とか背景、世の中の背景…
もうね、いろんなこと考えるわけだから
そりゃあ、「なんぼ?」「なんぼ?」言うわいな…だ。
お買物されるお客様は、いちいちそんな背景を考える必要はない。
そう、値決めをする我々は気をつけなアカンわって思う。
仕入れが値下げになると、値段が下がる。
この理屈はわかる。
ただ、値上げになると、理屈では「値上げ」なのにも関わらず
すぐ「もうちょっとまからんか?」って論理が破綻しがち…。
その商品だけを見て背景をすっ飛ばすから、そうなっちゃうのだ。
誰かがめちゃくちゃ考えて、誰かが機械とか作って開発して
誰かが必死のパッチでコストカットして
誰かが伝票きって誰かが運んでくれて…とかイメージせな…。
あっ、そういえば、先日、赤十字さんから
「寄付ありがとうございました」と感謝状が届いた。
んっ、俺?である。
いや、これはお客様からお預かりした募金のやつだろう。
なんつうの、贈り主不明の贈与で誰かが救われているわけだ。
うーん、仕事に限らず、何でも
「誰か」のおかげで世の中は回っとんなぁ…なんて思うと
この年の瀬になんか清々しい気持ちになり、
新年もまた感謝の気持ちで迎えることができそう…
っていうか、日之出屋が回っているのは「誰か」ではなく、
特定できるから有難てぇぇ!!!
愛すべきお客さま皆々様
今年も、いろいろと助けていただいた一年だったように思います。
「ほんま、高なったなぁ」とかね、口にはするものの
年末にまで足を運んでいただき、誠にありがとうございます。
お取引様においても、値上げの中、なんとか…なんとか…
と、落としどころを見つけながら交渉につきあっていただき、
また協力してくれて、誠にありがとうございます。
最後にスタッフの皆さま
クリスマスや年末なども出勤で「働き方改革わい!」なんて
心では思っていてもだ、口にはせず、頑張っていただき、
誠にありがとうございます。
今があるのは、「誰か」のおかげはもちろんだけど、
ホントたくさんの方々に支えられていると感謝申し上げます。
来年もまた皆様にとって良い年でありますよう祈念申し上げるとともに
変わらぬご愛顧を賜りますようよろしくお願いいたします。
それでは、良いお年を!
2023/12/30
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