虫。
家に帰ると玄関に「虫取り網」が…。
覚悟はしていたが、とうとうこの時がやってきた。
息子が虫さん達に興味を持ち始めたのである。
男の子なので大歓迎なのだが、
父親である私といえば小さい頃からあまり得意ではない。
というか、大嫌いである。
「情けないな?」など、なんと言われようが無理なものは無理である。
以前、そんな私に「お父さん、捕まえて!」と”トカゲ”を指差す彼。
「あほか!」である。
「虫とちゃうやないか!」である。
蜻蛉や蝶々など間違いなく危害を加えないヤツでも度胸がいるのに
カマキリやちょっと大きめのアリなんかになってくると絶対的に無理だ。
ましてや、トカゲって…。
虫の立場になって考えてみたらよくわかる。
「腹へったな?。さ?草でも食べよかな?」
と気を抜いてるときに捕まえられるわけだ。
そんなもん、なりふり構わず噛みついてくるのは必至である。
お?、怖すぎる。
ただ、息子には「男らしく」育ってほしい。
小学生の頃、虫が平気な女の子に
「え?、虫苦手なん?」と言われ、悔し涙をのんだ思い出が…。
男らしくあるためには、虫は平気でなくてはならない(たぶん)。
虫を通じて命の尊さなども勉強できるはずだ。
息子よ、今度の休みは虫をとりにいこか。
わからんけど、セミやらバッタやらボチボチでてくるやろ。
ただ、気絶するかもしれんから、びっくりすんなよ。
2007-05-19