至らざるを知る。
高校1年生のアルバイトの子が
自分の友人に私のことをどういった人物であるかを説明するのに
「まいどのおっちゃん」
と、さすがに半分は冗談であろうが、
まあ極めてわかりやすく失礼な言葉でまとめくさったのを知った。
「なっ、なんやと!”おっちゃん”はないやろ?」
「だって、私のおかあさんよりひとつ年上ですもん…」
「なっ…」
思わずフォントを変えてしまうほどの衝撃が走った。
”うそやろ!俺って、そんな歳なんやー”である。
愛すべきご年配おかあさんから「にいちゃん、若いなー」とよく言われ
お取引様からも「若く見えますね」なんてもよく言われ
甘いベビーフェイスを気取っていたのだが、
高校生からしたら、なんてことない…ただの”おっさん”なんや…である。
無情にも来月にはひとつ歳をとることになるので
またさらに”おっさん”に磨きがかかること請け合い…。
有名な兵法に「敵を知り己を知れば百戦して危うからず」とあるが、
まずい…まったくをもって己を知っていない…である。
これはもう、素直に”おっさん”を認めざるを得ない。
そう、”素直に…や””謙虚に…”を実践するには
まず自分自身が至らざるを知らなければならない。
そうすることによって、人の意見を聴こうとする傾聴の姿勢が生まれ、
真の謙虚さを手に入れるのであろう。
アルバイトよ、君が言う”おっさん”に間違いございません。
そして、君が考える”おっさん”にはまだまだ至っていない”おっさん”です。
なので、”おっさん”にもいろんな”おっさん”があるかと思いますが、
まあ、どっちかというたら”おっさん”かな?ぐらいにしていただきたい。
それぐらいに思てくれたら、おっちゃんもうれしいんやけどな…。
2009/02/19
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