納豆。
人には”好き嫌い”っちゅうのがある。
「嫌いなものは嫌い!」なのは世界共通だ。
肉好きな人がこんこんとステーキの素晴らしさをいくら語ろうが、
肉嫌いな人からしたら、「いや…、嫌いやし…」つって終わりである、スパッと…。
みんながみんな自分と同じではないのだ。
音痴だってそうだ。
歌がうまい人からしたら、私の音痴の理由なんてわからないであろう。
たった1回聞いただけで、それなりに唄える人が私の気持ちなんて…。
いやね、大きなお世話なのに私の音痴をどうにかしようと
「えっ?ちょっと待って。”ドレミファソラシド”って言ってみて!」
なんて、私のレベルをまず確認しようとしてくれたり…ってのもあった、昔ね。
いやいや…、もしもだ、その基本中の基本である”ドレミファ…”をだ、
「ちょっと違うな…」なんていわれるかもなんて思ったらだ、
泣きたくもなるし、そのプレッシャーに耐え切れず、
カラオケボックスから周囲の制止を振り切って逃げ出したくもなる。
そう、中学の時だって、クラス対抗合唱コンクールの際に音楽の先生が
ひとりづつ先生のピアノの音に合わして「あーあーあーあーあー」って唄わせ、
「あなたは高音のパートね」って具合に決めていく運命の瞬間があったんだけど、
私の場合だけ3回ほど唄わされ、あげくの果てに「うーん…」みたいな顔までされて
できれば小さい声で唄ってね!感まるだしで決められた時の辛さといったら…である。
悪気はないんだろうけど、教育者にだってわかってもらえないのだ…。
で、話がそれたが、ここからが本題。
私は、今の今まで「納豆」が大の苦手だった。
あの食べ物とは到底思えない匂いに我慢ならないからだ。
「えっ?美味しいやん。毎朝食べるで!」って納豆好きは言うが、
私からしたら、「朝からなんちゅうもんを食べてんねん!」である。
しかし、展示会にて納豆をアホほど試食する機会が増え、
メーカーさんの手前、むげに断ることもできず、
「あー、あー、にゃるひょど。うみゃいかもしゅれないね…」
って、完全にまずい顔で修羅場の数々を乗り切ってきたのだが、
ここにきて旨くなってきた、なぜか。
極めつけはこいつ。
白ねぎを刻んで食べたけど、「めっちゃ旨いやん!」ってなった。
意外と数をこなせば、旨くなるもんだな…って…んっ?
もしかしたら、音痴も治るかも…。
上手くなるまで、ねばってねばって練習を重ねていきたい…。
そう、ネバーギブアップである。
これがいいたかった!
2011/02/07
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