粗茶。
以前行ったお茶会の原稿を作っていて、ふと思い出した。
お客様をおもてなしするときに「粗茶ですが…」という言い回しがある。
コーヒーや紅茶に比べ、日本茶は高価なものであるにもかかわらずだ。
「ごちそうさま。おいしかった?」に対して「お粗末様でした」というのに似ている。
日本のかあちゃんは、謙虚である。
※日本のとうちゃんといえば、「うまかった」に対して「うしまけた」と…。う?ん、しょうもない。
その謙遜した言い回しは、海外の方などからはもしかしたら「イヤミ」に聞こえるかもしれないが、
私は「なんか、ええな?」と思う。
ついでだが、「地球に謙虚に」という著書? 話を聞いたことがある。
確かに、と思った。
今まで人間がある意味破壊してきたことを考えると
「地球にやさしく」より「地球に謙虚に」の方がなんとなくしっくりくる。
とにかく、日本のかあちゃんの姿勢というのを見習わなければならない。
丁寧な言葉使いや謙虚な姿勢は、
どういうわけか相手を同じようにさせてしまう力がある。
息子よ、わかったか!
なんにも解っていないおまえができることといったら…。
そやな、「ありがとう」の練習からしていこか。
頭もきっちり下げんやぞ。
2006-11-19