空豆。
先日、これからが旬の空豆を「是非とも!」という意味で
塩茹でにして試食をおこなった。
昔はあの匂いがどうも苦手なったのだが、
えらいもんで今ではなんともない。むしろ「ええ匂いや!」である。
「おいしいわ?。ほれ、あんたも食べてみ!」と愛すべきおかあさん。
「わはは…。そうですね。ほな、ひとつ…」と薄皮をむいた瞬間。
「こらっ、誰が薄皮むいてええ言うたんや!」
33歳にして久しぶりに豆の食べ方で怒られた。
「あんたはえんどう食べるときも薄皮むくんか!
まあ、私も昔、お父さんによう怒られたけど…。あかんやろ!」
この平成の時代。豆の食べ方でここまで怒ってくれる人がいるのだろうか。
リンゴのように皮と身のところに栄養がたくさんあったり(空豆は…?)、
”もったいない”であったり、
おっしゃられるように薄皮ごと「パクッ」といかなアカン!である。
ハンバーグやカレーライスなどが「子供の好きな食べ物ランキング」で
えらそうに上位の方でふんぞり返っているが、
この時期はやっぱり豆やで?、である。
ほんで、「皮ごし食べんかい!」と怒ったらな…、である。
なんか昔の料理がどんどんなくなっていくようで心配でならない。
泉州名物の「水なす」も今が旨い。
「えびじゃこ」と豆(大豆やけど…)を炊いたもんなら、飯3杯はかるい。
今が旬を…、和食を…、
今一度見直しましょう。
2007-05-14