私やなく、女将が言ってましたから・・・。
言葉ってのは、人によって軽くもなり、重たくもなる。
いやね、ワインを良く知る子がいるんだけど、イキッてイキッて仕方がないわけ。
若いってのは素晴らしいことでいいよ!うらやましいぐらい、ホントいいんだけど、
いろいろ経験したうえでちゃんとイキッとんのか!って思ったりするのだ。
まあね、かなりの偏食で味覚音痴な私が一番ダメってことを前提に言わせてもらうと
オリーブオイルの話になった時によく耳にするアレ・・・
「パンとかにもめっちゃ合うんですよ」ってやつ。
この言葉はね、小さい頃からパンには絶対オリーブオイルでしょ!で育ってきた人か
もしくは、パンをめっちゃ上手に作るような顔した人が言わないと全然入ってこない。
だって、オリーブオイルをつけてパンが美味しいなんて思ったことは一度もないし・・・
料理とかで例えるならまだしも、わざわざパンを引っ張りださんでも・・・って思うの。
それをね、どっから見ても日本人の顔してね、なに?パンにオリーブオイル?はぁ?だ。
まあ、百歩譲って美味しいとしてもだ、それならちゃんと断ってから言ってほしい。
我々はジャムとかマーガリンっていう文化で小さい頃から育ってきてるわけだし、
そっちの方が間違いなく美味しいですよ!でもね、パンにも・・・、みたいにだ。
あたかも「いつもパンにはオリーブだけど、えっ、違うの?」みたいに言われると
もうええ!もうええ!なんぼほどイキっとんねん!ってなるのだ。
極めつけは、「で、どんな味やねん?表現してみぃ!」っていうと
「う~ん、なんていうんでしょう、青いっていうか・・・」と。
誰が色聞いとんねん!味や、味!なんやねん、青って・・・ってなるわけ。
で、逆バージョンなんだけど、近所で割烹料理のお店を一人で切り盛りする女将から
「おにいさん、このカレー美味しいから品揃えできない?」って申し出があった。
あの無形文化遺産「和食」の代表選手から、まさかの「カレー」のご注文。
もうね、食べる前から美味しいのね・・・、カレーいっちゃうんや、ってね。
それがコレ。
実際食べたけど、「アレやな~、やっぱり女将の言うことは・・・」
なんて、額に汗かきながらガムシャラに2杯半。マジで旨かった・・・。
つまり、言葉ってのは、話す言葉の意味なんかよりもずっと
その人の実績や経験、風貌、人格なんかがモノを言うんやな・・・
なんてことを思うと同時に、私はパンよりもごはん派で無類のカレー好き!
ってことが判明したことに加え、このカレーおすすめっす!ってことである。
2014/01/23
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