目の前のお客様。

「へぇ~、ココっていつ出来たん?知らんかったわ~…」

あれ?もうちょいで1年になるんですけど…である。

駅ってことも加わって、まだまだ日之出屋の存在さえ知らない方が多い。

さらには、「にいちゃん、玉子どこや?」「にいちゃん、味噌はどこ?」

などと陳列場所がさっぱりわからない方なんてビックリするぐらいいらっしゃる。

今日なんて「にいちゃん、出口どこや?」である。

まあ、新しいお客様がいらっしゃることは本当にうれしい限りで

そんなお客様が何度も足を運んでくれるお店にしなければならない。

ただ、忘れてはならないのが昔からのお客様。

近所のお好み屋さんのおば…あ…、いや、ママから

「昔、白鳳がまだ幕下で全然なときはよう食べにきてたんやけど、

横綱になってからはさっぱり来ん。それでも来たらホンモンやのに…」

って話を百万回ぐらい聞いてて、

「そりゃあ、そうやろ…」ってのと、「まあ、わからんでも…」ってのがあって

なんせ初心を忘れたらアカンわ…と、肝に銘じている。

開店当初、入り口のカーテンを開けたときに

開店を待っていらっしゃったお客様の顔なんて忘れようにも忘れられない。

新しいお客様が増えたからって、忙しくなったからって、

そのときの恩を忘れることなく、接客が雑にならないよう心がけている。

こんなことを綴るのはほかでもない。

いやね、夜遅くに男性で独身のお客様が昔から毎日のように

お惣菜を買物に来られるんだけど、

今日もね、例外なくいらっしゃっていつものようにちょこちょこっとお話したんだけど、

急に「いつも感心してんやけど、絶妙や!にいちゃん」とおっしゃる。

「なにがですの?」ってなったんだけど、

「忙しい時に俺と話するのは面倒なのはわかってる。で、だいたいは、スパッと話を終わらせて自分の用事をすんねん”はい、はい”なんか言うてな。でもな、にいちゃんの話の終わらせ方は上手や。終わらせようとしてんのはわかんねんけど、そんなに嫌な感じではないねん。なんちゅうの、聞くとこは聞いて、流すとこは流すっていうの。基本、俺ってめっちゃ話するやろ。話せえへんかったら、具合悪いんか?って聞かれるぐらいやからな。それをや、いつも嫌がらんと聞いてくれるし、また、その俺の話をうまいこと終わらせるもんなあ。なかなか絶妙やで…」

と…。

えっ?いや…、終わらせようと…?、流す…・?である。

あれ?、っていうか、褒められてる?怒られてる?である。

とにかく、新しいお客様も、昔からのお客様も、訳隔てなく

目の前のたったひとりのお客様へ誠心誠意!である。

大将、いつもご来店ありがとうございます。

2011/0706

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これまでのコメント

  1. 真紀 :

    新店舗一周年☆゚+.オメデトウゴザイマス(○ゝω・○)ノ゚+.☆ この一年、手探り状態で大変な毎日だったと思います。これからも初心を忘れず頑張って下さい♪・・・って遊んでる私には言われたくないか(;´▽`A“つぶやき見たよ~^^私もブログついでにつぶやき始めました(o^-^o) また、ブログ覗きにきます(^.^)/~~~

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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