白虎。

信貴山に行ってきた。

聖徳太子さんがこの山で毘沙門天にどうのこうので御利益があり、

家内安全、商売繁盛、心願成就…もろもろ頼んまっせ!ということで…。

いやね、聖徳太子さんがこの山で必勝の秘法を授かったらしく、

その日が奇しくも寅年、寅日、寅の刻だったことから…

今年は行っとかなアカンやろ?と。

「寅年」生まれの私が寅年の今年に行かんでいつ行くねん!と。

しかも、店をオープンさせるのはこの「寅年」やろ?と。

そんな想いがはちきれんばかりになり、疲れた身体に鞭打って出かけたのだ。

感想はというと…、めっちゃ良かった!である。

まず、寅年ということで12年に1度の限定発売「白虎」。

末広がりの800円。

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普段は黄色の虎しかないので、今年を逃すと12年後にしか手に入らない…。

すでにええ感じで私のデスクから睨みをきかせてくれている。

サボろうとしたもんなら、「ガオー!」と噛みつかんばかりの形相だ。

さて、なにより行ってよかったのが、

息子が意外と男らしくなっていることに気づいたことである。

山頂までのハンパやない山登りを強いられ、

次男を抱っこしながらの業は、何度も何度も心が折れそうになった。

途中の休憩場所で「ここが山頂ってことにしよか!」なんて提案をするも

「なに言うてんや!おとうさん、気合いれていこうや!」と励ましてけつかる。

なるほど、知らず知らずに男になってきとるなーと感慨深い。

いよいよ、山頂に到着し、ご褒美の絶景に彼も大満足の様子。

そして、くだるときに山登りの鉄則を彼に教えた。

そう、「あいさつ」と「あともうちょっとですよ」の一声だ。

この「もうちょっとですよ!」の一声は、

登っている人のパワーをみなぎらせる。

お年寄りの方に彼が声をかけて色々と話をしているのを見ていると

まあ、清清しい気持ちでいっぱいになった。

新店が落ち着き次第、またお礼参りに寄せてもらいます!である。

皆さん、「白虎」は今年だけでっせ!

毘沙門天さんより。

2010/05/10

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