発想。
つい先日まで大いに盛り上がったノーベル賞。
クラゲの光やらクオークが6つやらで4人の日本人が選ばれた。
物理に化学、私にはまったく無縁の世界で
それはもうハンパやない研究を重ねられたのであろう。
「頭の中、どないなってんやろ?発想がとんどるわ!
ごくごく一部やねんやろな?、そんな発想をする人は…」
などと考えながら、「ただいま?」と
仕事を終えた私は部屋のドアを開けた。
おった!
まさかこんな身近におるとは思わなかった。
そこには「なんやこれ?」としか言いようのない彼の作品があり、
無意識に携帯電話へ手が伸びていて…、思わず、パシリッ。
名前もちゃんとあり、「コトコトくん」だそうだ。
コトコト歩くからって…、そのまんまやん!である。
しかし、発想がぶっ飛んでいる。
どう転んでも私には出てこない発想だ。
しかも、驚いたのはそれだけでない!
翌日、家に帰ると、さらなる進化に…、慌てて、パシリッ。
「コトコトくん」のご両親がいらっしゃっていた。
ハイカラなおとうさんにいたっては、胸に英語の文字が施されている。
大人の勝手な解釈で、てっきり「ロボット」と思いこんでいたのだが、
彼はことごとく私の上をいく発想で周囲を驚かせる。
ただ、年齢につれ、常識とか世間体とかいろいろな制約で
おもしろ発想がドンドン萎えてしまうのでは…、と考えると寂しい。
息子よ、お前の前では笑わんかったけど…、ええぞ!その調子や。
仕事の疲れをドンドン癒してくれ。
2008-10-17