気分がいい。
毎日のように耳にする悲惨なニュース。
「えらい世の中やな?…むちゃくちゃやな?…」である。
ただ、”こんな世知辛い世の中に未来は…”と悲観することはない。
その未来を担う兄弟であろうチビッコ2人が自転車に乗ってお使いに。
そして、元気よく「おっちゃん、ほっかほか亭の”のり弁”3つちょうだ?い!」と。
ここまでトンチンカンなことを
人目はばからずよくぞ豪快に言えたな、と感心する。
「日之出屋の近くのほっかほか亭で…」が、犬に吼えられたかして
「日之出屋でほっかほっか亭の…」に変わってしまったのであろう。
一緒にほっかほか亭に向かう途中、
「おかあさん、しんどいねんて。助けたるねん」とおにいちゃん。
泣けるやないかい!である。
別れ際「おっちゃん、ありがとう!」と礼までぬかしやがって
まあなんというか、気分がいい。
店に帰ると、今度は、野菜コーナーで何かを探している
ごっついサングラスに真っ赤なTシャツの未来を担う若い女性が歩み寄り
「すんませ?ん、ずいき無いですか?」と。
その出で立ちからまさかの伝統料理が飛び出すとは思いもよらず、
「炊きはりますの?今が旨いですからね?」と思わず長話。
”日本の食文化がどんどんと西洋化され…”などとよく耳にする。
いやいやいや…、ちゃんと伝わってます!である。
確かに格好はロサンゼルスかもしれないが、
心はしっかり大和撫子、なでしこジャパンである。
これまた、ホッとするというか、気分がいいというか、である。
嫌なニュースも多いが、実際は面白いことだらけの世の中。
息子よ、楽しめよ。
2008-08-07