気ぃつけや!

冒頭で言い訳をするわけではないが、仕事はもちろん、なんか忙しい。

あっちゃこっちゃ何かと顔を出すことが多いのだ。

その中には、ま、うちのおばあちゃんのとこに行って

いっしょに飯を食うってのも入ってる。

もう、93歳っつうんだから、すっかり耳も遠くなっちゃって…。

で、いつかはやってくるのでは?と思ってたが、ついにやってきた。

床に座って、いっしょにテレビを見ていたら

「ちょっと、そこのお兄さん!テレビ見えへんから、のいてんか」と。

そ、そこのお兄さん?

アカン、名前が出てけえへんか…である。

俺や、俺。え・い・た・ろ・う。

いやね、まあ、名前なんてどうだってええ!とりあえず…

三男坊はメロンや西瓜を皮のほんまにギリギリまで食いよるから

きれいに皮だけになったメロンとかをおばあちゃんに見せに行かせ

「ここまで食べたら値打ちや!」と笑わせるまでの一連の仕事を終え、

帰ろうとすると、「また、おいで。帰り、気ぃつけや」の一言をいただく。

あんまりわかってない感じではあるが、嬉しいもんである。

こうやって気にかけてくれるおばあが、私にはたくさんいる。

そう、愛すべきおかあさん方々だ。

何かと忙しく、小学校へ行くこともあって向かっていると、

「おっ、にいちゃん、どこ行きや?」と、自分ちの前で座ってるおかあさん。

どこでもええやろ…ってか、だいたい、そこで何してんねん…

なんだけど、ま、いろいろとお話しさせてもらう。

で、また、今度は自転車にのったおかあさんが

「あっ、にいちゃん、こんなとこで何してん?」と。

もう、何でもええやん!である。

しまいめには、トコトコ動く4輪自動車みたいなやつに乗ったおかあさんが

「あんた、最近見ぃへんから心配してたんや。どないもないか?」

なんて、えらい心配してくれている。

「わはは…、おおきに!どないもあるわけないやん。」

「ま、そら、うちらと違って元気やろけど、あんまりにも見ぃへんから…

働きすぎちゃうか?パタッといってまうねんから、気ぃつけなアカンで」と。

いや、気ぃつけなアカンのあんたや!である。

欲をいえば、あと30歳でも若ければ話にもツヤが出てくるんだけど、

完璧に孫との会話でしかない。

ま、こんな感じで綴ってはいるが、本当に有難いと思っている。

心から感謝申し上げます。

気ぃつけます!

で、移動は車でしようと思います。

2019/06/17

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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