母の日。

昨日はおかあさんに感謝する日、そう、母の日である。

私は、剣道の練習に堺駅南口商店街の地域の行事として

土居川へかかげた「こいのぼり」の撤去作業と忙しかったので

妻に「おばあちゃんとひいおばあちゃんへなんか買ってきて!」と託した。

で、夕飯をみんなで食べると同時に息子たちが

「いつもありがとう!」と大役を見事にこなし、

無事「母の日」が終わろうとしたその時…

長男からこそっと耳打ちされる。

「おとうさん!おかあさんの無いで…」と。

ほんまや!えらいこっちゃ!である。

私からしたら「妻」としての感覚しかなかった…。

息子たちからしたら一番なにかしたかった「おかあさん」なのに…。

アカン!今からでもなんか用意せな…、気持ちやからな、気持ち…。

「おいっ、なんか買いにいこか?なにがええ思う?」

「う~ん、お金がええんちゃう?」とリアルにいきすぎの長男。

え~、やめて~!なに?なに?そのそこそこ歳のいった大人の発想は…。

「おまえ、お金って…。なんでや?」

「だって、おとうさん、いっつもおかあさんに”お金ちょうだい!”

”お金ちょうだい!”って言ってるやろ。たまにはあげたら…」

と、私のことをどない見てくれてんねんの息子。

いやいや…、ワシは、ヒモか!

っちゅうか、そのお金の出所はワシや、ワシが頑張っ…て…、

いやいや…、家庭のことは妻がすべてしてくれてるからやな…。

「まあ、お金もええ思うけど、おかあさんの好きなお菓子とか買にいこや」

「え~、1853円とか、2684円とかがええって…」

と、まだしつこく自分が思う超高額の金額を提示してくる息子。

とにかくだ、おばあちゃんの家を出て、妻に

「ちょっと、なんか買いに行くから、先帰っといて…」って言うも

「もう、ええよ。この子ら、はよ寝かさなアカンから。」とやっぱりおかあさん。

息子たちよ、おかあさんが母の日のプレゼントとして欲しいのは

なんやいうても君たちの健康だそうです。

青い鳥を探しにいくところやったな。

欲しいものは、日常に…、すぐそこに…である。

しかし、忘れててすんません…、おかあさん、いつもありがとう!である。

2011/05/09

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