掻き。
ブログで主役を飾るのは、誕生秘話以来の大抜擢である。
2008年5月5日、タイトル「次男の初節句」。
わざわざ妻のご両親にも駆けつけていただき、
脇を固めてこれ以上の無い演出で主役を盛り上げる。
が、彼にとっては通過点でしかないのであろう。
表情は「ふ?ん」と、いつもと変わらない口一文字。
たまに「しゃあないな?。喜びよるから、わろたらええんやろ!」の笑顔。
そんな彼の笑顔に騙された我々エキストラ及び脇役は、
毎度毎度「あ?、わろた!わろた!」と拍手喝采。
ただ、そんな茶番も長くは続かない。
お酒も入り、主役そっちのけで早々と「打ち上げ」を開始。
こうなると、話は助演男優”長男”の躾の話や幼稚園話、
果てはまだ起きてもいない兄弟喧嘩の話まで、話のネタはつきない。
その中で、唯一、飛び出した「次男の癖」の話。
オムツを替えたときに、身体をボリボリ…掻くらしい。
たぶん、血の巡りが良くなったら、痒くなる体質のようだ…。
私だ!絶対、私といっしょだ、である。
ボリボリ…掻いて34年。
そう、私はタートルネックが苦手な一流の”掻き”である。
掻きかたにもこだわりがあり、首なんかが痒いときは
あえて服の下から手を入れて首のところから手を出し、首を掻く。
なぜなら、手を戻すときに首以下の身体をちょこちょこと掻ける
「一石二鳥」技であり、一流の”掻き”だからなせる技だ。
※この技は、私のモノマネをする何人かの後輩から教えてもらった。
だから、石けんにはうるさい。
やっすいサウナとかに置いてるボディーソープのような
どぎつい石けんは、風呂上りでも痒くて痒くてたまらない。
で、たどり着いたのが、「シャボン玉石けん」である。
お客様から「アトピーの子にもええんやで!」と教えてもらった逸品だ。
次男よ、こいつは今までの中でもダントツや。
でもな?、酒とか飲んだり、ストーブの前とかは
ええ石けん使おうが、どないしようが、無理やで。
痒いもんは、痒い。
2008-05-05