彼のいない生活。
妻と息子が妻の実家に帰っている。
別に喧嘩をして「実家に帰らせていただきます」的な帰り方ではない。
息子中心の生活から少し開放されて
たまにはゆっくりと時間を過ごすいい機会である。
息子にとってもおじいちゃん・おばあちゃん孝行として、はりきってもらいたい。
残された私だが、非常にさみしい。
少しの音で目を覚ましてしまう夢見心地の彼だけの為に行う
「ドアはそ?と閉める」を習慣でやってしまう。
彼がいないにもかかわらずだ。
テレビを見ていても無造作に転がっている
おもちゃが気になって仕方がない。
仕事が終わり、家に帰ってから特に遊ぶわけでもなく
寝顔を見るくらいのものだが、いるのといないのとは全然違う。
卵かけご飯を食べるのに「おたまはん」があるのとないのと同じぐらいだ。
ん?、小さい体をしてすごく大きな存在だ。
さて、妻なのだが、結婚している男性なら誰もが思うことであろう。
洗濯物、晩飯、部屋の整理整頓などなど。
いなくなると妻の大切さが身にしみる。
「怒られない保険」のため、最後に付け加えておく。
「それだけの理由ですか?」
と聞かれ、保険の意味がないのはわかっているが・・・。
2006-04-11