平成。
新聞に目をやると、本日で「平成」に変わって
ちょうど20年の節目を迎えることに気づかされる。
その頃の私といえば、高校受験を控え、塾に缶詰状態のとき。
「おまえらには関係ない!勉強や、勉強」
そう吐き捨て、黙々と授業を進める塾長。
え?!関係ないことないやろ!などの発言が許されるわけもなく
「アカン!薄々気づいてたけど、やっぱり鬼や!」
塾生だれもが再確認したことを今でも忘れない。
それから、20年…。
今ではその時想像もしなかった息子が二人もおる。
テーブルに向い、なにやら一生懸命絵を描いている長男の姿が
当時、受験勉強に勤しんでいる私とシンクロする。
どれどれ…。
得意とする相変わらずのウルトラマンだらけ。
ん?である。
「このウルトラマンの足の部分の丸はなんや?まさか…」
「走ってんねん!」と息子。
”平成”になって変化や進歩を今までたくさんと目にしてきた。
それは、もちろんアニメーションにおいてもだ。
えらい技術で立体感あふれる
実物さながらの映像がお茶の間をにぎわしている。
それやのに…。
昭和か!である。
ハットリ君か!である。
平成生まれが走っている足をまさかナルトで表現するとは…。
まあ、静止画中心から動きが加わった進歩を褒めるべきであろう。
しかし、情報源はなんなんや…。
陛下、うちの息子の頭は、なぜか昭和のままでございます。
まだ平成を知らずに生きております。
心よりご長命をお祈り申し上げます。
2009-01-08