小さい夢。
子供の頃、よく描いていた夢。
野球選手であったり、学校の先生であったり…。
私といえば、この世に生まれてきた瞬間に決められていたような…。
小さいときから近所の愛すべきおかあさん方に
「跡取り!」「3代目!」「若社長!」等とよくからかわれ、
両親より、むしろ、おかあさん方からの刷り込みが今に至るようだ。
いや、しかし、まだまだ夢への旅の途中。
愛すべき頑張りを見せなくてはならない。
さて、今回の本題に入りたいのだが
こんなざっくりとした大きな夢の話ではなく、小さい夢の話。
誰もが子供の頃、大なり小なり考えたであろう小さい夢。
「大人になったら…の巻」だ。
売場でもよく見かける母親の「あかん!やめとき!」攻撃。
「ええやん!お手伝いするから、お願い!」などの必死の懇願にも
頑として首を縦に振ってくれない攻撃。
「くそ?!大人になったら、オカン気にせんと食べたるねん!」
と、こみ上がる怒りを抑え、心の中で叫んだ9歳の夜。
その中でも、「毎日、喫茶店に行って食べたるねん!」
と、夢に描いていたクリームソーダ。
そんなビックリするほど小さい夢を思い出させてくれたのは…
息子とアイスクリームを食べようとしたのだが、
妻より「アカン!多い!多い!」と半分こを強要され、
小声で「怖いの?。我慢せえよ」と優しい父親を演じ、
カップ式のアイスクリームを取り分けようとした際、
洗い物を増やしてはならないと選んだのが
そのちょっと前に飲んだ飲みさしのコーヒーカップ。
「あっ、夢に描いてたのとは違うが”コーヒーフロート”や!」である。
毎晩楽しみにしているのだが、
ただいま連続5日目にして、いまだ記録更新中。
はよ帰って食べよ!である。
諦めない限り、夢は叶うものだ。
2008-07-18