寡黙な親父。
やはり、男は寡黙であるべきだ!…たぶん。
なんか格好ええな?!と、たまに自分でも思ったりするし…
女性に対して、好みのタイプは?の質問に
「あまりベラベラしゃべらない人」的な発言も耳にするし…
わからんけど、武士道らしいし…
しかしだ!私といえば、口が軽いというか、社交的というか、
小学校の通信簿では毎度毎度「私語が多い」と備考欄に書かれ、
おかんに「勉強せんでもええから、しゃべりな!」と注意されるほどの
昔からどうしようもないおしゃべり好き。
「男たるもの…」と常に頭にあるのだが、こればっかりは…!である。
”ただ、親父としては…”と、常々考えている。
その背景には、以前目にした新聞か雑誌の角の方にあった
小さな記事が大きく影響している。
それは…貧しい暮らしにウンザリしてた息子がいて、
弁当においても、お昼が楽しみ!というには程遠い内容。
そんなウンザリを遠慮なく両親にぶつけていた。
で、ある日、父親のお弁当と間違えて持っていってしまい、
開けてみて「白ご飯に梅干」という内容に愕然とする。
”親父は何も言わずに…”と、考えを改めるというような記事だ。
親父、かっこええやないかい!である。
貧しいながらにもそこには愛があるやないかい!である。
子供の教育においては、やはり背中で教えなければならない。
あ?やこ?や言うよりも、自分の背中が勝手に語りよる。
恩着せがましく「俺の弁当なんか…」とか、もってのほかだ。
息子よ、バレンタインデーが近いから
モテようとして言うてんとちゃうぞ。
明日、あんたの成長ぶりを初めて見学させてもらいます。
今まで納得のいく「行けない理由」を言わんかったのは
親父は黙って…ちゅうのが俺の理想やからや。
感じ取ってくれたか?
まあ、なんせ明日が楽しみです。
2009-02-10