太陽。
なんちゅうの、なんぼほど雨降んねん!なのね、一日中ずっと。
「絶対、妖怪の仕業だ!」なんてね、ウォッチを見ながら言いたくなるくらいだ。
こっちはね、昨日、十年ぶりぐらいに会った同級生のなかに
カラーセラピスト?ってのをしてる友人がいて、その会話の中で
「俺、何色なん?」「え~っと、ちゃんと見なわからんけど、夏、青かな・・・」
なんて、”お~、セーフ!おっさん色を言われんでよかった~!”
と一夜明けても心は晴れ晴れとしてんのに・・・
そう、この雨がお客様の来店動機をサーッとひとつずつ消していく・・・なのね。
しかしだ、うっとおしい雨でもだ、来店してくださるたくさんの愛すべきおかあさん。
もうね、ホント、太陽。
でね、その太陽がね、私を呼ぶわけ。
「にいちゃん、ちょっと・・・、これ、何て書いてる?見えへんねん」と。
手には小さな紙を持ってて、そこには買ってくるものをメモしてるんだけど、
いや、怖がってるで・・・ってぐらい睨みつけてるのね、見えないから。
「ゴメンやで。自分で書いてきてて、わからへんようになってんねん」
「ははは。ちょっと、見せてや」
いや、試験やあるまいし、カンニングでもする気かいな・・・の小さな文字。
「納豆って書いてあるで」
「んっ?納豆?ちょっと待ってや・・・、え~っとやな・・・」
なんかね、身におぼえないんだけど・・・みたいな顔をされたまま
「え~・・・、そんなん書いたか?」と。
知らんがな!である。
知ってるわけないがな!なのね。
「いや、嘘ついてもしゃあないから言うけど、納豆って書いてるで、ほら」
「ほ~、納豆か・・・、まあ、ええわ、買うとくわ」
「ちょちょちょちょ・・・、まあ、ええわ・・・って。覚えてへん?」
「納豆って書いてるんやろ。買わなアカンがな」
なんかね、え~、そ、そんな・・・って、スッキリしないわけ。
で、まあ、雨が降ってるから配達をお願いされ、向かったんだけど、
家のドアを開けるなり、「ワシや、ワシのんや、納豆」と愛すべきおとうさん。
1回下へ下げてからの2回目おとうさん太陽。
いや~、スカッとしましたわ!である。
天気みたいなもんに、心は左右されまへん!ねっ、大将。
納豆のお買い上げありがとうございました。
2014/04/29
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