固定概念。
先日、勉強会に参加させていただいて、これからのビジネスは
固定概念ってのをとっぱらわないと…的な話を聞かせていただいた。
「う~ん、確かに…」なんてね、家に帰ったんだけど、
こんな本がテーブルに置いてあってね、んっ?ってなった。
え~っと、私の知る「一休さん」ってのは、固定概念かもしれないが、
トンチはあざやか一級品、だけど、喧嘩はからっきしだよ三級品のあの人…。
こんなシュッとした大人な感じではなくって
おめめはかわいく一級品、だけど、顔は残念だよ三級品のこの人や!である。
もうね、お願い!一休といえば、この人でしかないから…。
っていうか、「リンカーン」とか「ファーブル」とか全員呼び捨てなのに対して
「一休」とせずにあえての「一休さん」…。
えっ、なんで?あれやん、私の「一休さん」に寄せていってもうてるやん!
これ書いた人も固定概念ハンパやないやん!なのね。
っていうか、本物は破天荒な噂を耳にしてるんだけど…、子供向けでしょ?
“この本、大丈夫?”って思って、次の日、次男に聞いてみた。
「なぁ、一休さんって読んだ?どんな人なん?」
「お坊さんやで」
「いや…、そうやけど、なんかや、ない?こんなことしたでとか…」
「あ~、琵琶湖で死のうと思ったけど、お母さんが出てきて“やめとき!”って…」
う~ん…、次男の目の付け所がシャープなのは置いといて
なるほど、私の知る一休さんもお母さんは重要な存在だ。
終わりの歌にめっちゃ出てくるぐらい、♪母上様~お元気ですか~?ってね。
その本に興味を示しつつ、「いってきます!」なんて家を後にしたんだけど、
頭の中は「♪すきすきすきすきすきっすき、愛してる~」のフレーズが離れない…。
ア、アカン、アカン…、彼が読む偉人漫画の「一休さん」が本物やのに
昔テレビで見てた嘘もんの一休さんが、どんどん膨らんでくるばかり…。
固定概念をとっぱらうってのはホント難しいものである。
次男よ、勉強させていただきました。
ただ、おまえもしっかり読み込めよ。
普通、橋の話とか虎の話とかあるはずやからな…。
ま、でも、あわてることはない。
ひとやすみ、ひとやすみ…や。
う~ん、一休さん、深けえー。
2016/11/02
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