友達。

電話が鳴り、スマホを見ると見知らぬ電話番号。

出ると「林です」と聞き覚えのない声。

は・や・し?

日本で3本の指に入るぐらいまあまあの量の「林」。

以前、携帯電話のアドレスがぶっ飛んじゃった為、わからないのだ。

話してる間にわかるであろうと

たぶん、どつかれても痛みを感じないぐらい神経という神経を

ぜんぶ耳に持っていった。

「今、大丈夫?」

「えっ、あっ、大丈夫っす、はい」

「今、大阪なんだよね」

「あっ、そうなんですね、はい」

あかん、あかん、あかん…誰や?誰や?誰や?

関西弁とちゃうし、えっ、東京の人?先輩?後輩?仕事関係?

で、途中、奇跡的に降りてきた!

高校時代の友達で、あだ名でしか呼んだことのないやつだから

林が出てこなかったし、向こうは向こうで数年ぶりの電話だから

もしかしたら私の携帯番号が変わってるかも?

と、よそよそしくって余計に私の脳みそを混乱させていた。

いや…、おまえかい!林ですやあるかい!

なんやねん、敬語使って損したわ!である。

まあぁぁぁ、しかし、数年ぶりに会うと、やっぱりいいものだ。

FBなんかで近況を知ることができても

肩を叩ける距離で話すのとは大きな違いがある。

「どう、元気?」なんて、また、なんでもない言葉が

妙にうれしかったりするしね、なんやろね…。

ほんと、1mmも何も生みださない話を

ゲラゲラ笑いながら何時間も話できるから不思議である。

今や、FBとかであったら友達といえば

申請して承認をもらわないといけない感じだったりする。

じゃあ、友達の定義って…

あかん、あかん、そんなん考えだしたら友達ちゃうやん!

うーん、いや、仕事とかに忙殺されてて、

なんか貴重な時間を持てたような気がするとともに

「あいつ、元気かな?」なんて、やたらと昔の友達に会いたくなった。

朋有り遠方より来たる、亦た楽しからずや!や。

どないかして会いにいこうと思う。

林君、またな。

で、木村君、遠いのにありがとう。

2019/07/09

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