値段。

先日、我が母校・英彰小学校2年生のチビッコたちが社会見学に。

「せ?の!」とか言っちゃって、みんなで口を揃えて挨拶。

なんぼほどかわいいねん!である。

先生から質問いいですか?と、班長らしきチビッコが声高々に

「値段はどうやって決めるんですか?」と。

「え?、それはやな?…」

2年生にわかるように説明しなければならない。

たまたまジュースの缶が目についた。

「おっちゃんが問屋さんからこれを100円で買ってきました。

なんぼにしたらええと思う?」に間髪いれず「100円!」と班長。

「うん!お客様は喜ぶね。ただ、おっちゃんが死んでまう!」

「なんで?」と班長。

「うん!商売やからな!いくらか利益…、いや、儲からなあかんねん!」

「じゃあ、500円!」と極端なボッタクリ班長。

「うん!なるほど!じゃあ、君はこれを500円で買いたいと思うか?」

「いらん!」と、どないやねん!な班長。

「うん、いらんな!じゃあ、例えば120円で売ったとしたら

おっちゃんはいくら儲かる?」

「120円!」と、まず算数を勉強しなければならない班長。

「うん!20円やな。そこでや、120円で買ったお客様が喜んで

おっちゃんも20円儲かって喜んで、

そのジュース屋さんも喜ぶんやったら

よっしゃ、120円にしよか!って決めるねん」

「ふ?ん!」と、わかったんかわかってないんかわからん顔の班長。

「値段ってみんなが喜ぶ値段にせなあかんねんで!」

「うん!わかった!」と、ほんまかいな!な班長。

自分さえ儲かったらええねん精神はあかんねんぞ!

が、もしかして少しでも伝わっていたらうれしい限りだ。

で、質疑応答の後、店の裏側まで連れていくとみんな大満足の様子。

最後に、また「せ?の!ありがとうございました!」

の挨拶で社会見学が終わろうとしたそのとき…

「声が小さい!もう一回!」と、いかりや長介さんを彷彿させる熱血ぶり。

熱血教師が少ないというような話をよく耳にするが、

ちゃんといらっしゃるではないか!である。

熱血先生!もひとつわかっていないようでしたら、

先生から上手に教えてあげてください。

あと、算数も…。

2008-11-13

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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