代表取締役社長。
日之出屋が50周年を迎えることとなった。
50年続けられたのは、ひとえに愛すべきおかあさんの
そりゃあもう、あったかいご支援ご愛顧の賜物以外なにものでもない。
深く深く…感謝申し上げます!である。
50年前に、まあ、私も42歳ってことでよく知らないのだが、
20坪の八百屋さんに毛が生えたようなお店でスタートしたと聞かされている。
母親といえば、家のことなどほったらかしでお店を見なきゃいけない。
そこへ私が誕生するんだけど、もちろん、これまた後回し。
私を背中に背負ってレジ打ちしているオカンを不憫に思うお客さんが
「うちが見といたるから、あんたは仕事しぃ」と
乳母車などに乗せられることなく、
買物カゴにタオルを敷いて私は寝かされている。
スーパーの申し子か!だ。
面倒を見るのは、オカンでなく、そう、愛すべきおかあさん方。
たぶん、いろんなもんを口に放り込まれたのだろう…。
う~ん、指ぐらいだったらええんやけど…。
まあ、「愛すべきのルーツ」である。
なので、その頃からお世話になっているおかあさん方からの呼び名といえば、
「若」とか「若旦那」とか「息子」とか「あんた」とか様々。
う~ん…、いやね、私も42歳。
「あんた」はともかく、もうどない考えても「息子」や「若」ではない。
まあね、おかあさんからしたら「息子」で「若」かもしれないだけど、
世間一般では完璧に通用しない顔をしている、おっさん顔。
ということで、「若」を卒業させていただき、この度…
「代表取締役社長」に就任いたしました。
いや~、まあ、その、謹んでご報告申し上げます!である。
お店の前ですれ違うおかあさんにご挨拶させていただくと
「応援してるで!頑張りや…」なんて言葉に涙出そうになる。
っていうかね、その言葉の意味なんてのはどうでもよくって、言葉以上に
おかあさんの笑顔だったり、声のトーンであったり、そんなのに感激するのだ。
50年もの長い間、いろんなものを頂戴した。
お客様に限らず、お取引様や先人の方々へ感謝を忘れず、
ご恩をお返しし続けるのが私の使命である。
甚だ微力ではございますが 社業の発展と関わる方々の幸せのために
全力を尽くす所存でございます。
何卒ご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
だからな、おかあさん!
ぼちぼち「栄くん」とかは、ほんまにアカンで。
2016/09/05
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