人生の登場人物。

1年である。

昨年、羽衣へ新しいお店を出店させていただいた。

コロナ禍で大変な時であり、「えっ、今?」との声も多いなか

なんとかオープンにこぎつけて、一週間もすれば、そりゃあもう

遠慮なく畳みかけてくるトラブルが矢継ぎ早に襲い掛かってきて

あーでもないこーでもない…などとスタッフ達と議論を重ねてたら、

「あれっ、ちょ、ちょっと待って?もうすぐ一年やん…」なんてね

「あれっ、ちょ、ちょっと待って?髪、切った?」

と、油断してたら妻の散髪に気づかなかったのとまったく同じ感覚で

ホント、気が付いたら1年あっちゅう間やな…である。

で、出店までの経緯は?の説明をここで綴ろうかなとも思ったが、

そりゃあもう、えげつない量の原稿を用意しなきゃいけない。

いや、ええ格好したな…違う、うまく言語化できない…。

言葉というのは目の粗いコミュニケーションツールで、

ジェスチャーを交え、情熱フルにお伝えできるならまだしも

ブログの活字だけで伝えるなんて私の能力では到底無理である。

だって、だってだ、言葉で説明しようにも

「そうしたい!と思ったから」

なんていう子供でも言いそうな直感だったりする、恥ずかしながら。

で、結果、どうだったかというと

良かった、うん、良かった!と思う…である。

何が良かったのか?

たくさんあるのだが、うーん、新しいご縁ってのがそれにあたる。

出店をさせていただかなければ出会うことのなかった

素晴らしい方々とのご縁ってのは、ホント、何事にも代えがたい。

「顧客密着型マルシェ」を目指すなかで

お客様の人生の登場人物になるっていうか、そうありたいわけ。

「おはようございます」とか「こんにちは」とかね

何でもない日常の挨拶にさえ、お店の存在価値が大いにあって

売り手買い手の関係性を超越し、もっというなら

お店を通じて知り合ったお客様同士がお互いに人生の登場人物へ…

なんかね、うまく言葉にできないが、このお店という空間が

地域にとってなくてはならないものになることを願っている。

で、ご縁はお客様だけでなく、お取引様も、もちろん、スタッフも。

出店することで、明らかに今までとは違う誰かに成長したりして

そんな変化に出会うと、単純に嬉しくなったりするのだ。

「そうしたい!と思ったから」とはいえ、私ひとりではどうにもならない。

お客様も含め、たくさんの方々に応援していただき、

助けてもらったから、こうして一周年を迎えることができた。

心から感謝を申し上げたい。

本当にありがとうございます!

あーしまったぁ…私の人生においてめっちゃ重要な役柄の皆さんへ

台本を用意しているのにお渡しできてへんがな…。

ま、セリフもなく、すべてがアドリブの真っ白な台本ですが、

ご安心ください、皆様のハッピーエンドは決まってますので、ええ。

これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。

2022/09/26

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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