ボッコボコ。

息子と次男が剣道の稽古に励んでいる。

どちらも「はぁぁぁ…、剣道いやや~…」と、ため息がハンパやない。

当たり前や!である。

夏は防具で暑さがハンパなく、冬は裸足で寒さが身にしみる。

そのうえ、この平和を極めたような日本で、棒を持ってどつきあってるわけだから

そんなもん、楽しくて仕方がない!なんて言ってもらっては困るってもんだ。

先日も、長男が超怖え~先生にボッコボコにしごかれていた。

ボッコボコにしごきにくいこのご時世に

よくぞここまでボッコボコにしごいていだだいて、あざ~っす!ぐらいのボッコボコ。

彼にしてみたら、まあ、鬼にしか写ってないだろうが、肌で感じろよ!って切に想う。

剣道が上達するにこしたことはないが、別にそれだけを望んではいない。

礼節を重んじることや仲間を大切にすることなどなど、剣道に限らず、

スポーツってのは、ホント心身ともに鍛えるにはもってこいである。

また、稽古を行うためにたくさん大人の人が関わっていて

今はわからないであろうが、そうやねんぞ!ってことをいつか気づいてもらいたい。

こんなことは経験しておかないと、ホントわからないもんである。

何をするにしても、自分ひとりでできることなんて皆無だ。

そんなこともわからず、大人になってもらったらえらいことである。

私もよく経営者が集まる勉強会なんかに参加させてもらうが、

その会を運営するにあたり、ホントたくさんの人が関わっている。

どなたかへのメッセージともとれるようだが、

私もいろいろとお世話させていただかなきゃいけないのに

あまり出来ていない今の状況に猛省しているところです、はい。

話を戻すが、では、子供たちに誰かのお世話をしろ!って言ってるのではなく、

感謝せえよ!ってことだ。

息子よ、先生はプライベートでむしゃくしゃしてて、

あ~、むしゃくしゃするからボッコボコにしたんねん!じゃなく、

仕事でお休みの先生の大切な時間を割いてだ、君達のことを想って、心を鬼にして

どんなに嫌われようが、大人になったらわかるやろう…と、ボッコボコにしてるんやぞ。

なっ、有難いやろ。

えっ、どこがやねん!って。

まあな、わからんやろな。

ええ、ええ、わからんまま、ただボッコボコにされとったらええねん。

とりあえず、嫌なことに逃げずに立ち向かった自分に酔いしれとけ。

震えて見てる次男よ、次はおまえやぞ。

2014/11/10

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