プラシーボ。
コロナ対策ってことなのだろうけど、
納豆であったり、ヨーグルトだったり、黒にんにくだったり、
免疫力の高いっていうか、身体に良いってよく耳にするアイテムを
手に取られるお客様が多いような気がする。
今までにも、テレビで「ダイエットに効果あり」なんて放映されると
次の日には売場から消えちゃったりってこともしばしば…。
もちろん、科学的な根拠をもとに情報が発信されているので
そうなんだろうけど、こういうことが起きると
「安藤百福」さんのことが脳裏に浮かぶ。
いやね、世間では「身体に悪そう…」というイメージがえげつないラーメンをだ、
96歳にお亡くなりになるまで毎日食べ続けられたそうじゃないですか…。
じゃあ、毎日チキンラーメンを食べれば長寿なのか…っつうと、そうではない。
安藤百福さんの「何か世の中を明るく」「人のお役に立つ」などあの確固たる信念…
つまり、何を食べるかはそれほど問題ではなく、
「どう生きるか」ってことに健康が隠されているように思う。
聖書にも「人はパンのみに生きるにあらず」でしたっけ?…ってあるように
物質的なもんより心の持ち方が非常に大切なんじゃないか…と。
でね、そんなことを医療の道を目指すアルバイトと話してたら
「あ~、プラシーボっすね…」と。
「なんや?どこぞの国のヨーグルトの名前かなんかか?」
「いや、偽薬っす、偽薬」
ちょいちょいちょいちょい…横文字、横文字!イキるな!である。
いやね、医療の世界ではそのプラシーボ効果ってのが当たり前かしらんけど、
一般でも普通に使うでしょ?みたいな顔でぬかしてけつかるわけ。
あれや、魚屋さんが秋刀魚の開きのことを「サーヒー」とかいうけど、
世間様の前では「サーヒー」言わんと「秋刀魚の開き」って言うやろ。
そういうことや!である。
ま、彼のイキッた行動は置いといて、良いことを知った。
コロナに効果のある薬が無い今、
何を食べるかってのは、もちろん大切なんだけど、
どう生きるか?ってのはそれ以上に大切なように思う。
今日も、ある方からプレゼントが届いた。
その物質的なものに関しては非常にうれしいものだ。
ってか、それ以上に気持ちがね、心を配られてるっつうか、感動に値する。
物質的なもんがなかなか足りていないので、心に余裕がなく
誰かを攻撃するこの風潮は仕方のないことかもしれないが、
どうにか心にゆとりを持ちたいものである。
しかし、うーん、なるほど、プラシーボって偽薬ってことね、へえぇぇ。
どっかでイキッた顔して使わないように注意したい…。
とにかく、心が身体に与える影響の大きさは計り知れない。
心の持ち方ひとつである。
2020/04/27
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