フレクル。

先日、大先輩のお家に招待されたので

手土産にでも…と、百貨店に立ち寄る。

お酒とかは飲みはらへんし、甘いもんがええかな?

なんて、デパ地下をウロウロ…じゃあさ、なんつうの

まあぁぁ、美味しそうなスイーツがズラリである。

何も隠してないけど、ええ、私は大の甘党で

どれもこれもほんまに旨そうやないかい!だ。

で、日持ちする旨そうなヤツを購入して電車に乗った。

わが子のようにそーっと手土産を抱き込むようにして座る。

隣に目をやれば、膝の上に「ミスタードーナツ」が鎮座している。

いや、ち、ちゃうんねん、誤解や!聞いてくれ…

大先輩だから…って言い訳かもしれんけど、自分ん家の手土産なら

間違いなく君を選ぶねん!だから、浮気したとか思わんでくれ!

2つの手土産を前に、心の中では完全に修羅場だ。

「♪いつもいっしょに居たかった~」

ミスドの箱から、頭文字だからなのか

あの名曲の「M」が流れているような錯覚まで。

そう、アメリカ映画で事件発生の導入としてよく見かける

でかいコーヒーとドーナツを買いに行く小太りの黒人警官

と同じぐらい私はドーナツが、ええ、ミスドがめっちゃ好きで…

ま、ミスターってのはね、ややこしいからちょっと置いといて

なんかね、本命の彼女とばったり出くわした感覚である。

で、まあ、10個ぐらい入った箱でね、何人で食べんねやろ?

種類が全部バラバラかな?とか…食べたなってきて妄想が膨らんでくる。

購入された隣の方は、どういった基準で10個を選んだのか?

えーっと、私なら、彼女の…いや、彼の好きな所を3つだけ挙げるとすれば、

3つかー、そやなー、悩むなーって頭のなかは、もう、ドーナツでいっぱい。

結果、ポンデリング チョコの黄色つぶつぶ フレンチクルーラーの3つ。

前の2つは「はいはいはい…間違いないね」と同意が得られても

フレンチクルーラーに関しては、ビックリするぐらい意見がわかれたりする。

えーっ、なんで?私は、どれか1つだけの場合でも狙っていくぐらいやのに

まず、名前に品があるやん!フォークとナイフで食べなアカンみたいなね

響きもいい、男前というか…もう、あれやん、ジョージクルーニーやん!

形だって…ギザギザで…うーん、好きを挙げだすと枚挙にいとまがない。

フレクル愛…あっ、ま、その、私クラスになればだ

親しみを込めて略しちゃうぐらいの愛に満ち溢れている。

2・3日経っても、フレクルにひっぱられて食べたい衝動がまだ燻っている。

とはいえ、わざわざお店まで…だけど、「えっ、あれっ、あるやん!」である。

今まで知らなかったが、ヤマザキさんから発売されてて店頭に並んでいた。

っていうか、「フレンチクルーラー」って言うてええの?だ。

ミスタードーナツさんが独自で考えたもんやと思ってたから、

へぇぇ、昔からそういうドーナツがあんねんや…と知る。

慌ててレジに並ぶ。

アルバイトの子が「えっ、社長、なに?」顔で私を見てくる。

3つ選ぶとしたら何や?と聞くと、フレンチクルーラーが入っていない。

ブルータス、おまえもか…。

ってことは、ヤマザキさん社内でも、約半分が開発に反対だっただろう。

それでも押し切ったどこの誰だが知らない開発の人、ようやった!

食べると、「う、うんまっ」である。

しかし、ライバルがミスタードーナツか…

ドーナツは甘いとして、うーん、勝負はそんなに甘くないかも…。

開発の人のフレクル愛に敬意を表して、明日も購入させていただくとする。

2023/08/28

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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