パラリンピック。
今まで注目してこなかったのが申し訳ないぐらい
あのですね、パラリンピックは本当に感動した。
年齢のせいなのだろうか…ずーーっと涙がちょちょぎれていた。
でね、そこに至るまでの経緯なんか知るとだ、もうね…くー…
スゲー、スゲーよ、ほんとスゲーよ!全員、金メダルや~!なの。
勇気とか感動とか言葉で表現できないもんまでたくさんもらった。
お疲れさまでした!そして、ありがとうございました!である。
また、日本の良き文化にも注目が集まった大会だったのではないだろうか。
「礼節」「おもてなし」「和食」など世界にも誇れる文化に触れ、
コロナ禍でどんよりした世の中に光が差したような…うーん、よかった。
さて、その日本の文化といえば…の中に、「恥の文化」ってのがある。
ただ、今や、その文化が薄なってるっつうか、それでは抑止できずに
「罪の文化」の方が悪いことが減るんちゅうん…そんな感じになってきた。
武士道を重んじている私としては、ま、極端は極端なんだけど、
生きて恥を受けるよりはむしろ死を選ぶ…っていう姿勢でね
せめて息子たちにはその精神を大事にしてほしいなって思ってたわけ。
じゃあ、なんと、自他ともに認めるへなちょこの次男が実践しているのだ。
先日、「アカン…お腹が痛い…」と訴えかけるようなつぶやきが聞こえる。
彼は、3歳の頃かな、腸が詰まって入院したこともあり、不安がよぎる。
「えっ、大丈夫か、おいっ?病院行ってこいよ」
「いらん…そこまでやない…」
「じゃあ、浣腸せえや、浣腸。楽になるで、買うてきたろか?」
「そんな恥ずかしいこと、できるか」と。
恥ずかしい?いや、なんでやねん、誰も見せぇ言うてへんやんけ…である。
また、あまりの暑さから彼がバリバリと氷を食べてた時のこと。
スルッと喉に詰まらせたみたいで、ひとり慌ててるのを発見し、駆け寄る。
「おいっ、おいっ、どないしてん!詰まったんか?」
ドンドンドンッと背中を叩き、なんとか事なきを得る。
「おまえ、詰まったんやったら、助けを呼ばんかい!めっちゃ焦るわ…」
「氷が詰まったなんか、恥ずかしくて言えるか」と。
恥ずかしい?いや、なんでやねん、死んでまうやないかい…である。
アカンよ、絶対アカンよ、ちゃんと助けを求めてくれよ!なんだけど、
一方では、おっ、武士道やな…死を選ぶか…なんて、どこか嬉しく思う。
で、昨日、ワクチン接種のことで話を聞くと
「俺、受けへんで」という。
「なんでなん?受けた方がええんちゃうん。後遺症が気になるんか?
えっ、なんや、まさかやけど、恥ずかしいとか言うんちゃうやろな」
「痛いんやろ」と。
いや、なんでやねん、注射が嫌や!とかは恥ずかしないんかい…である。
次男よ、信念がブレブレや…たいがいブレとるぞ。
なんちゅうの、一本ビシッと芯の通ったこと言うてくれよ。
そう、パラリンピックに出場されていた選手のように。
あの人達はみんな素晴らしかった。
私も含め、見習わなければならない…。
2021/09/07
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