パピコ。
海だ花火だなんだかんだでやっぱ夏はいい。
そして、暑すぎるってのがちょいとひっかかるんだけど、
暑ければ暑いほど旨くなるのが、そう、アイスクリームだ。
春よりも秋よりも、ましてや冬なんてもってのほかで、うん、夏が旨い。
今日もフルスロットルの暑さで絶好のアイス日和のなか、配達へ向かうと
「にいちゃん、おおきにな。しかし、暑いな…これ食べながら帰りや」
などと居酒屋さんの女将からパピコが手渡される。
papiko。
なんてええ響きなんや…。
え~っと、他には、カルピス・パルム・ピノ…んっ?
あれっ、名前考えた人って誰?同じ人?ピとかパとかめっちゃ好きやん!である。
そういえば、私の息子たちもパピコには目がない。
「俺、コーヒー飲まれへんねん」なんてぬかすくせに
パピコのチョココーヒーは大好きという”どっちやねん!”もおかまいなし。
それは、若いころによく思った
「私、料理得意やねん、肉じゃがとか…」
って思いっきり公言してるくせに、
実際に食べてみると、じゃがいもの角なんかもしっかりあって
”料理得意って、どの口がぬかしとんねん!”ってやつに似ている。
まあ、そう思いながらも「旨い!旨い!」って食べてたけど…。
本音と建前。
チョココーヒーとホワイトサワー。
人格形成にパピコはもってこいのツールやな~…
そんなしょうもないことを考えながら、最後の仕上げ、上を向いて
もらったパピコをチューーーと吸い上げる。
と同時に、雲ひとつない青空が広がっていることに気づく。
ほらっ、やっぱり夏が旨い。
でもって、ただでさえ旨いのに
女将の感謝の気持ちが加わってるから、もひとつ旨い!
なるほど、感謝の気持ちには味がある。
爽やかでどこか甘酸っぱいものだと知った。
あっ、もらったのはホワイトサワーだからね、うん。
2016/08/09
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