バッタ。

今月は「創業祭」たるものを控えているので

頭の中では「あれはどうすんねん?これはできてるんか?」

なんて議論が四六時中繰り広げられている。

そんなことだから、ブログの更新はおろか

ホームページの更新まですっ飛ばす始末…。

申し訳ございません…。

いやね、それはもう、クリアしなければならない案件が

ドンドンと増えてばかりいく始末…。

よっしゃあ、ひとつひとつや!なんてデスクに座ろうとするも

「店長、レジまでお願いします!」ってな具合でなかなか前に進まない。

先日なんて、レジまで駆けつけると

「店長、私、絶対無理なんです、すみません…」

レジ係りが開口一番こんなことを言うのだ。

「なにが無理なんや?」

「そこにバッタがおるんです」

「バッタ?」

目をやると、まあ、見事なバッタが店内にちょこんと…。

いや、ちょこんと…ではなく、モサッと…という表現があてはまる。

仕事中でなければ、なりふりかまわず「きゃー」って逃げ出すほどのメガバッタ。

「にいちゃん、はよ取り!」と愛すべきおかあさん。

いや…、僕も…、絶対無理な人なんやけど…である。

で、気がつけば、知らず知らずのうちにバッタから一番近い場所にいる私。

振り向くと、お客様が私の捕獲劇を今か今かと固唾をのんでいる。

アカン!やるしかない!逃げ場なしや…。

とりあえず、スズメバチを退治する格好に着替えたいのだが、

危機迫るこの状況で、時間も、もちろん用意もない。

卑怯やら根性なしやら何とでも言ってください!

と、言わんばかりのへっぴり腰でサイドから徐々に迫った。

前をむいてるようにしか見えないが、

彼からは確実に私の気配を感じてるはず。

しかも、「やれるもんなら、やってみい!」

そんな声が聞こえてきそうなぐらい堂々としている。

「アカン!吐きそうや…。ピョーンって飛ぶなよ!ピョーンって飛ぶなよ!」

心の叫びが、もしかしたら声になってたのでは?それぐらい祈った。

そして、いよいよ「ヒエ~…」って完全に声を出してバッタを捕獲。

ビニール袋の中でピョンピョン跳ねまくるメガバッタ。

血の気が引いて倒れそうになるのを必死にこらえ、

ワニでも捕まえたかのように毅然と立ち上がる。

当然だが、拍手なんかもらえるわけもなく

レジに並んでいたおかあさんが

「孫にやるから頂戴な」とあっけなく持って帰られた。

ここ最近、一番の仕事がこれである。

アカン!アカン!はよ仕事しよ!である。

2010/10/04

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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