チンチン電車。
本日の「私の愛すべき堺」をご紹介いたします。
幼いときから随分と世話になっている「チンチン電車」。
剣道場まで毎日のように利用していたので思い出が山のようにある。
練習が終り、電車に揺られての帰宅途中、
ルール無用で窓から顔を出して夜風・夜景を楽しんでいたその時である。
手に持っていた回数券が風にのってどこか遠くへ飛んでいった。
もちろん買い食い防止のため、小銭すら持たせてもらっていない。
「あかん、どないしよ。降りられへん。この先、どないなってまうんや?」
と不安で一杯になり、目には涙が…。
ここで登場するのが、隣に座っていた”愛すべきおかあさん”である。
「日之出屋の若ぼん、泣いたらあかん。おばちゃんが払といたる。
出世払いでええからな?」と、電車賃プラス”飴ちゃん”までいただいた。
恩返しの意味でも楽しくお買物していただけるように頑張らなければならない。
ただ、その想いでたっぷりの「チンチン電車」が存続の危機に…。
そこで、「あきらめたらあかん!」精神の共通点から
映画「ロッキー・ザ・ファイナル」と夢のコラボが実現したそうだ。
車両全体がロッキー仕様になっているらしく、
つり革もなんとボクシンググローブらしい。
「チンチン電車」も好きだが、実は「ロッキー」はそれ以上である。
どれくらい好きかというと、有名なワンシーン「みんなで走っていく階段」
を見るためだけにアメリカのフィラデルフィアまで一人で行ったほどだ。
4月20日まで毎日1回は運行予定らしい。
息子よ、イタリアの種馬「ロッキー」が堺に来るねんぞ。
休日にいっしょに乗りにいこな。
ポスターもめちゃめちゃかっこええねんぞ。
「闘いこそ男の美学byロッキー 走りこそ電車の使命by阪堺電車」やって。
堺在住の方、20日まででっせ。
2007-03-29