セミ地獄。
先日、息子に「虫を捕りにいこうや!」とお願いされ、
しぶしぶ公園へ行くことに。
セミが「暑すぎるミ?ン!わしら関係ないのにミ?ン!」
と、ひときわ怒ってるように聞こえる。
我々が温暖化にしたおかげでセミに迷惑をかけているのだ。
その上、捕まえるって…。鬼である。
申し訳ない気持ちで木に近づくと、ぎっしりとセミが…。
どうも今年は当たらんでええのにセミの当たり年らしい。
いっぱいい過ぎて捕まえるどころか、一歩も近寄れない。
気持ち悪すぎる。
「いやや?!捕まえて?」と泣こうがわめこうが、
無理なもんは無理だ。
嫌がる息子の手をひいて帰るのだが、あまりにもかわいそうなので
「そうや!鹿を見に行こうか」と奈良公園へ急きょ変更。
今度は妻が「え?」という顔。
どんな顔をされたってセミ公園には二度と行きたくない。
さて、奈良公園にはセミのかわりに鹿がぎっしりと…。
セミに比べれば、おじぎはするし、かわいいものだ。
息子も機嫌を取り直して逃げながらもせんべいをあげている。
久しぶりに大仏さんも見て、なかなか良い時間を過ごせた。
帰りの車中、「おもしろかったな?」と息子もご機嫌さん。
「ヤギにビスケットあげたな?」と。
鹿にせんべいや!ペータか!である。
ド関西の奈良公園やのに
西洋のパークにでも遊びにいったとでも思っているのだろう。
まあ、なんでもええわ。
息子よ、とにかく、セミだけは勘弁してくれ。
2007-08-06