スマホ。
昨日、夜遅く家に帰り、リビングのドアを開けてビックリした。
「うわっ!!何?この熱気?おまえ、暑ないの?」
台所に立つ妻は、クーラーもつけず、明日のお弁当の材料であろうか
このクソ暑いなか、火まで炊いてなんか作っている。
「ちょっと暑いぐらいが、ちょうどええねん!」と。
「いや…、ちょっと暑いって言うてるやん。ちょうどええ!とちゃうやん。
だいたいちょっととちゃうで!めっちゃ暑いで、この部屋…」
「そうか?ちょうどええわ!」と、気温バカの妻。
『アホちゃうか?ちょうどええ!っちゅうのは、過ごしやすいような気温でやな…』
なんてブツブツ言いながら、風呂に入ったんだけど、湯船につかってハッとした。
「俺、ちょっと熱いぐらいが、ちょうどええ!やわ…」と。
腹八分目がちょうどええ!と実際は足りていないんだけど、世間ではそういう、
♪いいか~男は~生意気ぐらいがちょうどいい~と、故河島英五さんが歌う、
はは~ん、ちょうどええ!っちゅうのは、
実際はちょうどええわけではないことがほとんどやな…
などと哲学じみたことを考える風呂上がりの私。
そんな哲学者にはハイテク機器が良く似合う。
買っちゃった…である。
まったく使い方もわかってないくせに
あたかも株でもしてるのかって顔で
人差し指を意味もなく縦横無尽に動かしながら、いきってると
「あっ、ちょうどええわ。洗濯もん、たたんどいてや~」と妻。
なんやねん、ちょうどええことあるかい!である。
もうええ!っちゅうねん、”ちょうどええ”の話は終わりや、終わり。
わしは、スマホで忙しい…ね…んっ?…
って、このタイミングで妻の感情を読み取ってかスマホの画面が変わった。
おっ、ヤバい…、ヘイヘ~イ!洗濯もんね~、了解~。
しかし、スマホの多機能さには脱帽である。
2011/06/28
この記事にコメントする
Powered by WordPress, WP Theme designed by WSC Project. ログイン