シャバシャバカレー。
「あとは〇〇だけで出来上がり!」的な簡単便利商品が増えてきた。
しかも、なんやろう、普通に旨い!である。
まあ、なんちゅうの、結婚されてもお互い働いてるご夫婦がいらっしゃって
「えっ、あんたの当番やん!」「いや、代わって・・・」「なんでやねん!」「お願い!」
なんて小競り合いがあった場合、どちらが作るにしても非常に助かる一品だと思う。
で、旨いもんだから、リピートされることもあろうかと・・・。
しかしだ、毎回誰が作ろうと旨いヤツってのは飽きる、たぶん。
じゃあ、飽きないのは、どんな料理かっつうと、母親の味に行きつく。
なぜなら、失敗があるから。
「あれっ、前食べた時旨かったのに、まずっ・・・」とか「うわ、しょっぱっ!」とか。
上記のことは口にはしても聞こえないようにとか、心の中の声でね。
いやね、唯一オカンなら言うけど、それ以外の作り手には申し訳なくて言えない。
昔、妹が作ったドリアを「なんか、すっぱいな~」と首をかしげながら食ってて
「ちょっと!それ、腐ってんで!」と妹がすっ飛んでくるまで黙って食い続けたり、
中華料理屋のオヤジに「ごめん、中華丼ひとつ!」って言ったのに
「焼きめし」とか間違えて出てきても、
「おっさん、ボケっとしてて間違えよったな・・・」と思いつつ、
黙って食い続けるぐらい、作り手にはリスペクトしてるので言ったことがない。
で、逆に会心の一撃っつうか、奇跡的に旨い場合。
これはもう、褒めちぎるしかない。
「店出したら、1000円・・・、いや、1200円はいけるで!」的なね。
だから、母親の味ってのは、旨いまずい関係なく飽きないのだ・・・
なんてことを、保険をかけてるのか、誰かの受け売りなんだけど、妻が力説してきた。
もちろん、愛情というスパイスが効いているのは言うまでもないんだけど、
わからなくもないし、納得できる。だって、昨日・・・
「あんた、カレーあるから食べてや!失敗してシャバシャバでなかなか減らんねん」
なんてオカンがうるさくて、何年かぶりにシャバシャバカレーを食べたんだけど
「ほんまにシャバシャバやな・・・」とか言いつつ、
そういえば、昔からたまに出てきたシャバシャバカレーを懐かしく思い、
だいたいシャバシャバってなんやねん・・・なんて、笑みがこぼれた次第だ。
うん、母親の味ってのは飽きへんな~である。
2013/06/27
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