クリスマス。
いよいよ子供達の大イベント「クリスマス」である。
店内で悪さをしている子供におかあさんが
「ええ子にしとかな知らんで!サンタさん、けえへんで!」と一喝。
すると、「ヤバイ!来なかったら、どうしよう?」と顔を青ざめ、
冷水をぶっかけられたように背筋をシャンとする。
かわいらしい限りだ。
私も子供のころは、枕もとが気になって仕方がなかった。
目が覚めたらプレゼントが置いてあり、あの感動はハンパなものではない。
サンタ最高!である。
まあ、早い段階で「本」をプレゼントされ、「おとんか!」とサンタがいないことを発覚したわけだが…。
今はまだ「サンタさん」も「クリスマス」もなんのこっちゃわかっていない息子だが、
来年あたり?再来年かな?…どんな反応をするか楽しみである。
しかし、来店される愛すべきおかあさん方の反応は、おもしろい。
「あっ、そうか!明日は”かしわ”を食べる日か!」
チキンを”かしわ”とおっしゃっている時点で、クリスマスとはたぶん無縁である。
しかも、「食べる日」って…。土用丑の「うなぎを食べる日」といっしょの感覚なのであろう。
別のおかあさんは
「にいちゃん、どないかしてや。孫が遊びにきてクリスマス!クリスマス!言うねんで。
こっちはお金が”苦しおます”や、ほんまに?」
座布団一枚である。
世の中には、それぞれに様々なクリスマスがあるのでしょう。
素敵なクリスマスをお過ごしください。
2006-12-23