カワハギ。
“とれとれ市”開催の為、トラックに乗り込みいざ泉佐野漁港へ。
セリ場をのぞくと、まあ見事な「カワハギ」が飛び跳ねている。
あわててセリ落とし、意気揚々と販売の準備にかかる。
案の定、「ええカワハギあるやん!孫に食わしたろ!」
と、お孫さんを連れてお買物される愛すべきおかあさん。
調理させていただいたが、身がピッカピカのカワハギである。
”はげ”の愛称そのものだ。
お孫さんに「これはええで!味わって食べや!」と声をかけたが、
「このおっさん、なに言うてんねん!」のキョトン顔。
炊かれるらしいが、まあ醤油とソースを間違えない限り絶対旨い!はず。
食べた瞬間、「むっちゃ旨いな?」と感動するであろう。
私も小学校5年生のとき、剣道の祝勝会で
生まれて初めて”てっさ”を食べた。
フグと知らず、「なんじゃ?この鯛、むっちゃ旨いな?」と感動した。
オカンから小声で「アホッ!大きな声だしな。フグや、フグ!」
と、スーパーの息子として叱られたのは言うまでもない。
他にも、金君の誕生日会で食べた生ハムもおいしかったな?。
小さい頃のおいしい感動は、今でもなんかええ思い出である。
お孫はん、そのカワハギはなかなか食べられへんで。
次回のとれとれ市でも、今日みたいのは…。
セリ場で「今日は”はげ”あります?」と聞いたら
「ん?、”はげ”はあがってへんけど、おるで?」と
ニコニコ顔のおっちゃんが、2・3人でてくるのがオチや。
2007-11-20