れんこん。
前回のブログでも少し触れたが、「忘れる」ってことについて。
やはり、歳を重ねるごとにひどくなるのであろうか…。
うちのおやっさんも「最近、ひどいわ~」なんて言ったりしている。
先日も「おいっ、○○万どこに置いたか知らんか?」
なんて背中がゾッとするようなことをボソッと…。
そもそも持ち歩いてなかったんだけど、
周囲の「えっ!!」つって引きつり倒した顔といったら、である。
愛すべきおかあさんにいたってもだ。
「にいちゃん、家帰って気付いてんけど、杖忘れてなかったか?」とか。
いや…、どないやって帰りましたん?である。
で、今日もだ…、「にいちゃん、紙知らんか?」と。
「紙って何の紙ですの?」
「忘れたらアカンから紙に書いてきてんけど、その紙失のうたんや」と。
惜しい…である。
物忘れ防止策を用意したまではよかったのだが、
「策士策に溺れる」とは、こういうことだ。
「ええわ、にいちゃん。どないか思い出すわ」
そう言いながら、買い物を続けられた。
で、5分後。
いまだに思いだせず、天井を仰ぎながら
どうにか思いだそうとされているおかあさんを発見する。
たまらず、「思いだせました?」と声をかけた。
「う~ん、なんか忘れてる気がすんねん…。なんや思う?にいちゃん」
なんて談笑でも始まるのかなと思ったその時である、「あっ!」と。
「おっ!なんや思い出しましたか?」
「そうや!あんたの顔見て思い出したわ!れんこんや、れんこん!」
誰が”れんこん”やねん!である。
どんな顔やねん、俺!穴でも開いてんかいな!である。
「にいちゃん、おおきにな~。せや、せや、れんこんや…」
まあ、思い出したからええけどさ~…である。
とにかく、うちのおやっさんにしても気をつけていただきたい。
愛すべきおかあさん、れんこんのお買い上げ、ありがとうございます。
2011/10/20
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