よくやき。
来月で堺駅南口店が8周年を迎えることになる。
お世話になっている愛すべきおかあさんへ
どないして還元させていただこうかなんて話をスタッフ達とする。
じゃあ、えらいもんでね、8年にもなるわけだから
顔とか名前とか食事の好みなんかも話題にあがったりするわけ。
いや~、顧客密着型スーパーマーケットを目指してやってきて
なんかね、く~!つって感慨深くなるのね、うん。
ほんまに感謝感謝である。
もっともっと喜んでいただける企画を考えてまいります!
で、まあ、そんなね、ええ気分で本店へ向かい
店内へ一歩足を踏み入れたときだ。
んっ、あれっ、違うぞ!やっぱ違う!である。
もちろんね、大切なお客様に変わりはないんだけど、
8年の歴史と51年の歴史ではテイストが随分と違うな…だ。
いやね、堺駅南口店なら数えるぐらいの人数で「にいちゃん」なのが、
本店は、ほぼほぼ全員が「にいちゃん」と呼んでくる、しかも、雑に。
そして、にいちゃんと呼び止めたあとの質問というか理由というか
「なんやねん!」と言いたくなるものばかりだ。
「表に置いてる漬物の桶、もろてええか?」と。
「別にかまへんけど、何に使いますの?」
「めだか、飼うねん」
まあね、無視するわけにもいかないからね、一応、乗っかってね
「あ~、大きくしてから あれやな、天ぷらにして…」言うてんのに
「可愛いで~。でもな、親が子を食べるから別にせなアカンから…」なんてね
私の渾身のジョークなんて素無視で、めだかの飼育法の説明に忙しい。
また、あるおかあさんも
「なあ、にいちゃんや。私が朝に食べてる食パン、あれ、何やった?」と。
あのね、おかあさんが食後にあっさりしたもんを食べたいからと
抹茶味の最中を2つ買うことや宮竹さんの塩昆布をごはんにのせて
お茶漬けするのが大好物だったり、おとうさんと二人暮らしで
そんな食べへんのに冷蔵庫はパンパンにしとかな嫌やねん!ってことを
数年前から続いてることは知ってても、食パンは知らんがな…である。
「なんで知らんねん!覚えとかなアカンやろ」と怒る。
えっ、怒られなアカン?である。
「ごめんやで、覚えとくわな」
「ほんまに…覚えときや。で、あれやで、焼き方は”よくやき”やで」
と笑顔で帰られた。
いや、なんやねん、よくやきって…。
吉野屋の”つゆだく”みたいに言うな!である。
いやいや、まあ、それでも、8年も51年も歴史の長さなんて関係ない。
♪どちらも大事だ~大切にしろ~容易いことだ~愛すればいい~
byさだまさし である。
2018/06/14
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