ふんふん。
フランス人が近くにいたら、ワインは謙虚に飲もう!である。
いやね、昨日、東京の展示会へ参加させていただいたんだけど、
新幹線のアナウンスで「東京~、東京~」って流れた瞬間、変わるのね、顔が。
だって、日本の首都であり、田舎者が夢を抱いてやってくる花の都「大東京」だ。
酸いも甘いもしっている眠らない街みたいなね、かっけーイメージがつきまとうわけ。
そこへ大阪・堺の代表っつうか、堺の看板を背負って東京へ乗り込んでいるわけだから
堺に恥をかかせられへん!そんな想いを胸に自然と顔が引き締まるのね。
「堺をナメんなよ!負けてへんわい!!」って。
そう、人がどれだけ多くても、ビルがどれだけ高くても、
「ほえ~…」とか「ふあぁ~…」とか圧倒されたらアカン!と腹をくくり、
「あっ、そう。別に…、こんなもんっしょ」の顔を断固としてキープする。
おいおいおいっ…そんなイキッてどうすんねん!東京がなんぼのもんじゃい!
言いたいよ!言いたいけど、やっぱスゲーし、せめて顔だけでも…となるのだ。
で、いざ展示会へ到着すると
そこには我らが地元・堺のお茶屋「つぼ市」さんがいた。
一瞬、気が緩みそうになるも、「アカンアカン、どこで誰が見てるかわからへん」
つぼ市さんのスタッフとともに円陣を組み、ふんどしを締め直す、顔!顔!って。
すると、そこへヨーロッパだろうか、
外国の方がお茶を飲ませて欲しいとやってきた。
香りをそっと嗅ぎ、一気に飲み干した彼は
”ふんふん”と2度うなずき、「なるほど」の顔でその場を立ち去っていく。
もうね、「うそつけ!」なのね。
いや、もしかしたら、彼はめっちゃお茶のことを知ってるかもしれない。
何度も何度もお茶を飲んで、日本人よりも知ってるぐらい知ってるかもしれない。
だけど、思いっきり金髪でどっから見ても外国の人がお茶を飲んでね…
いや、「ふんふん」やあれへん、なんや、「ふんふん」って…である。
で、はっとした。
東京の人からしたら、私もあんな風に映っていたのでは…と。
しもた~、バレバレやろな…である。
ここでやっと冒頭に戻るが、日本人の皆さん!
ワインを飲むときは気をつけなければならないってことを声を大にして言いたい。
知っていれば知っているほど、そんな顔になっていくよってことだ。
まあ、ワインを飲むときに限らず
いかなる時も謙虚な姿勢で!である。
2016/02/12
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