なんやそれ?
いよいよ旨くなってきた泉州名物”シャコ”。
子持ちで身入りもよく、春先には鮮魚売場をにぎわす。
4月ということもあり、引越しされてきた方や若いおかあさん方から
「何分ぐらい湯がいたらええん?」「どないして食べるん?」「食べれるん?」
と、ちょいちょい質問を受ける。
ここで横から割って登場するのが、愛すべきおかあさん。
最近取り上げられる関西特有の”おせっかい”の血が騒ぐのであろう。
「あのな?、ねえちゃん!シャコはな…」と説明に力が入る。
「動いているでしょ。ちょっと怖くて…」
「怖がらんでもええ。山より大きい獅子はでえへん!」とおかあさん。
うわっ、久しぶりに聞いた!である。
子供の頃、剣道の試合当日の朝、よく激励してくれたおばあ用語。
おばあオリジナルと思っていたが、一般的に使われていると初めて知った。
というのも、おばあ用語は”自分で作ったやろ!”というのが多い。
「オートバイが走ったような味やな?」※どんな味やねん?
「ちゃり苦いな?」※”ちょっと”っちゅう意味か?
「人前ではちゃんとしゃべりや!”あげやこげこげ”言うたらアカンで!」
※言うか!なんやねん?まじないか?まあ、不思議と伝わってるけど。
などなど、数知れず…。
最近、心に響いたのが、下の息子を抱いておばあ家に訪れた際
「なんや、炭と豆腐やないか!」と一言。
色黒の私、色白の赤ちゃんを例えているのだが、
よくぞここまで和テイストにこだわったな、と感心する。
普通、パンダかオセロやろ、である。
今が旬のシャコを是非とも!の話が、全然関係のない話に…。
「あほらし山の鐘がなるわ!ゴ?ン!」である。
これも、まず間違いなく彼女のオリジナルだ。
※彼女は四国出身なので、もしかしたら、四国の方は…?
2008-04-14