なんか言えない派。

私は、こう見えて「髪、切った?」が、なんか言えない派である。

なぜなら、人間は「全然言える派」と「なんか言えない派」の2種類しかいないのと同時に

「言われると嬉しい派」と「いや、できればスルーして派」の2種類しかいないわけで、

スゲー仲良くなったとしてもだ、どっち派を判断するのはなかなかの難問だし、

さらには、切った髪型がもしかして・・・

「はあ~、失敗したな~」なんて思ってる人に聞いたら気まずくなるんじゃ・・・とか

いろんなことを考えた結果

「じゃあ、最初っから言えない派でいよう・・・」というのが根っこにあるからだ。

しかしだ、「いや・・・、考え過ぎ!」って話だし、

うちの男性スタッフにグイグイ言える派いるんだけど、

コミュニケーションがえらい円滑に行われているのを横で見ていると、

あれやな、やっぱり気づいたらなるべく言うべきやな・・・

なんて、う~ん、どっち派がええんやろ?となかなか結論が出ない。

しかも、40歳になって気づいたのだが、

「そもそも論」という新たな問題に直面し、頭を抱えている。

いやね、もとから目があんまり良くなかったんだけど、

最近、さらに悪くなったような気がしてメガネをかけることが多くなった。

やっぱりね、何にもなかった顔に黒いメガネがかかるとなると、

「あれっ?誰か全然わかりませんでしたわ・・・」なんてね、雰囲気がガラッと変わるわけ。

でね、久しぶりに会う方に会うっていう機会が最近多くって・・・

「うわっ、すんません、誰か気づきませんでしたわ・・・。あれっ、目が悪かったんですか?」

「ちゃうねん、40歳になったからかな・・・、あっちゃこっちゃ悪なるっちゅうか・・・」

「あ~、40っすか。じゃあ、お腹なんかも・・・、肥えたんちゃいます?メタボっすか、メタボ」

「せやねん、代謝が悪なってるもんな~、気ぃつけなアカンわ・・・」

なんていうね、歳の話を交えて楽しく談笑してる中で、なぜか毎回、こんな言葉が・・・。

「ホント、雰囲気変わりましたよね。なんか、髪の毛も短くとサッパリされて」と。

「あっ、そ、そう。ハハハ・・・」って、まあ、一応ね、笑顔でね、言うよ。

なんていうの、髪の毛を切ったことに対して言われることに

嬉しい、いや、スルーして欲しい、とかね、以前の問題なの、そんなこと。

あの~、俺、そもそも切ってへんし・・・である。

どっちかっつうと、見た目とは裏腹に、ぼちぼち髪切ろうかなって思ってたぐらいで。

なんか、ゴメン・・・、切ってもないのに切ったみたいに見えて・・・である。

う~ん、やっぱ、「髪、切った?」に関しては「なんか言えない派」に落ち着きそうだ。

「口も頭も災いのもと」とはよくいったものである。

げに言葉は難しい・・・。

最近、髪の毛関連の事案が多くてついつい綴らせていただきました。

2014/06/04

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