とろろこぶ。
ふじっ子さんとの商談でのこと。
「ネバ?の食材は苦手ですねん。もちろん、”とろろこぶ”も。
だいたいどうやって出来てるんですか、あのペラペラのやつは?」と私。
「なんなら、削りましょうか?」とふじっ子さん。
このやりとりで成立した先日の「”純とろ”削り実演販売」。
まず削る前の物体に度肝を抜かれた。
「なんじゃこれ?宇宙から来た謎の物体Xやん!」である。
「まさか…、こいつが…」と疑ってかかる私に
「昆布をギュ?と圧縮して…」とふじっ子さんの説明に力が入る。
物体Xを身動きが取れないように機械の中へ閉じ込め、スイッチオン。
「うわ?、出てきよった?!」である。
わずか0.02mmと健全な青少年なら間違いなく食いついてくるだろう薄さ。
「初めて知りましたわ?」と愛すべきおかあさんに話すと
「なんや、息子。こんなんも知らんとスーパーやってんかいな?」
だいたいの方がご存知で、ボロカスに怒られる始末。
で、そのだいたいの方は「懐かしい」のと「削りたて」に大満足の様子。
「食べてみ?」と促され、試食をさせていただいたが、
自分の持っているイメージをはるかに超える旨さに驚いた。
また、「食べ過ぎたら、お腹くだすで?」と食物繊維の多さを物語る
ふじっ子さんと愛すべきおかあさんのお言葉に勉強させられる。
やはり、モノを売るだけの商売ではアカンな?と痛感した。
「食育」にもつながるこのようなイベントは、もっともっと企画しなければならない。
食が満たされている今のこの世の中だからこそ!である。
ふじっ子さん、ありがとうございました。
2008-05-26