しっくりこない・・・。
私の少年時代といえば、朝・晩とガッチガチの剣道漬けの毎日だった。
土曜日なんて、毎週、朝昼晩としごきにしごかれまくるので
辞めるものが後を絶たなかったほどだ。だが、今となっては
それでも続けてきた昔の自分のおかげで、それが励みになっている。
なので、息子にも・・・なんて思ったりするんだけど、
あれっ?おまえ、なに?インドア派?あってる?剣の道で?と「?」だらけ。
妻もどっちかっつうと、体育会系の経歴なんだけど、
あれっ?体育会系×体育会系=文化系になるんだっけ?である。
いやね、先日も剣道の試合に負けた日だって、家に帰ったら漫画描いてたし、
習字なんていうのにも、「俺、毛筆やってんねんで!」と”ゆ田”って字を見せられて
「ゆ田ってなんやねん?名前か?」「油田や、油田!」なんて恥かかされた上に
ここまで上手に書けるか?ってどこか勝ち誇った顔でうれしそうに話す。
別にね、文化系のことを悪くいう気なんてサラサラなくって。
漫画を描くのもいいし、習字にのめり込むのもいいんだけど、
自分がそうだったからなのか、「うおりゃあ!」系を希望するっちゅうか、、
「ゆ田」で「油田」ってなんじゃそれ?読めへんやろ、普通・・・っちゅうか、
なんかね、こう、しっくりこないわけ・・・である。
まあ、彼と妻といろいろ話しながら、ええ方向へ導けたらな・・・と思う。
で、しっくりこない・・・と綴ってたら、昨日しっくりこないことを思い出した。
奈良でスリランカ料理を営むどっから見てもスリランカ人が試食販売に来てて
そこへ近所でカレー店を営むどっから見てもネパール人の女将が歩み寄り、
「エ~!ホンマ!」「ソヤネンデ」なんて関西弁で談笑しているのだ。
「ちょちょちょ・・・、関西弁でしゃべらんでもええんちゃうん?」と、しっくりこない私。
「ア~、テンチョウ。コトバ、チガウカラ。スリランカトネパールハ・・・、ソレヨリ、アツイネ~」
「いや、ネパールとかスリランカの方が暑いやろ?」
「イヤ、ニホンノホウガアツイネ。エ~ット、シッケガアルカラ、シッケガ」
「嘘やん!絶対、そっちの方が暑いやろ!」
もうね、ちょっとしたオリンピック!どっから見ても日本人の私が猛抗議である。
「チガウ!エアコン、イラナイ。ニホンハイル。メッチャアツイ、エ~ット・・・」
なんだか思うような日本語が出てこないネパール代表。
「メッチャアツイヨリモットアツイコト・・・エ~ット、アノ~・・・」
「モウショ?」と、まさかのスリランカ代表の発言に
「チガウ!」と一蹴のネパール代表。
「わはは・・・、めっちゃ暑いよりさらに・・・、そんなんあるか?」
ここは答えておきたかった日本代表である。そして・・・
「エ~ット、アッ、ソウ、ソウ、ヤバイ!ニホン、ヤバイ!」
「イヤ、ホント、ヤバイネ~!」と、意気投合しちゃった二人。
なんじゃそれ!誰がヤバイねん!ヤバあるか!だ。
しかし、なんか、しっくりこんわ~!である。
2012/08/08
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