58周年。

堺駅南口店、羽衣店の周年祭を終えて

最終章・御陵前店の58周年記念セールを開催。

午前中だけなんだけど、おひとりおひとり

店頭にてご挨拶をさせていただいた。

開店前にもかかわらず、数人の愛すべきおかあさんが

入口で腰を掛けて待ってくれているのだ。

開店時間を確認するため、ポケットのスマホへ目をやる。

「にいちゃん、何を見てんねや?」と。

いや、なんで気になるん?なんでもええやん!である。

「スマホよ、スマホ。今、何時かな思てね」

「あー、それか。みな、そのスマホってやつやな」

「あれっ、スマホ、持ってへんの?」

「うちのは、フタ付いてるやつや」

あれ、フタとちゃいまっせ、ガラケーやで…である。

そんなこと言いながら、談笑していると

向かいのお好み焼き屋さん“ひさちゃん”の女将がご来店。

「あらっ、珍しい…、にいちゃん、何してんねや?」

いや、なんで聞くん?なんでもええやん!である。

「58周年やからね、皆さんへ ご挨拶、ご挨拶」

「そうか、58年か…。ほな、うちは59年や」と女将。

ははは…さ、さらっと凄いなぁ。

うーん、小さい頃、よく買いに行ったのを思い出す。

お持ち帰りをお願いすると、長方形の白い舟に入れるため

お好み焼きを真ん中で切り、二つ折りにするのね。

ソースがかかっている面を合わせて輪ゴムでパチンっと。

いや、もうね、ヤマザキのイチゴスペシャルか!である。

オカンが仕事で忙しい時なんか

「ひさちゃんのお好み、テーブルに置いてあるから…」

学校帰りにそう伝えられ、あたため直すことなく

冷めたまま食べる、これがまた美味しいねん!だった。

そうか、ひさちゃんと共に歩んだ58年…か…

いや、違う、違う!全然、違う!

私自身なんて、言うても25年ほどしか働いていない。

ひさちゃんは、ガチの59年ってことや?ヤバいね…。

「おばちゃん!あれやな、まだまだ頑張らな、なっ」

そう声をかけたが、ただ頑張れば59年も続くのだろうか。

いやいや…、やはり、お客様へ愛されての59年である。

うちの58周年も、同じようにただ頑張ったからではない。

すべては、お客様のご愛顧の賜物と

心から、それはもう、ホント心から感謝申し上げます。

とはいえ、頑張ってくれているお取引様に

頑張ってくれているスタッフがいないと成立はしない。

皆々様、誠に誠にありがとうございます!である。

さて、追記。

11月30日土曜日にその御陵前店近くにある

カフェにて「ワイン試飲会」を開催いたします。

日之出屋発祥の地「Hinodeya カフェ+」にて

限定30名様となっていますので、お早めに…。

詳しくは、店頭のポスターをご確認ください。

2024/11/06

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  1. ヤッホー!もとちゃん…こんなのでも良いですか? より

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