食育コミュニケーション。
今日は、食育の師匠からお誘いいただき、
食育コミュニケーション協会主催の「食育月間記念セミナー」に
参加させていただいた。
そうなんです、まあ、もう終わるんだけど、6月っつうと「食育月間」なわけ。
食育月間では、国、地方公共団体、関係団体などが協力して、
食育推進運動を重点的かつ効果的に実施し、食育の一層の浸透を図る…ってやつだ。
師匠から「食育」ってのを教えてもらったのが11年ほど前。
ちょうど長男が生まれたのもあり、食に携わる仕事をしているため、
「ほんまや!せなアカンわ…」とスゲー共感したのを今でも覚えている。
で、偶然にもそのタイミングで行政も同じように動き出し、今では
「第3次食育推進基本計画」と、随分と進化したものが施行されるのだ。
うーん、しかし、食育に「行政」の力を借りなきゃいけない現状って…と危機感を覚え、
スーパーマーケットがもっとしっかり発信せなアカンやん!なんて
猛省する良い機会をいただけた、共感するだけやったら誰でもできんねん!って…。
若い世代に向けた「食育」、子育て世代の「食育」、
また、健康寿命なんかがテーマにあるご年配の方々への「食育」など
それぞれに様々な問題や課題がてんこ盛りのこの状況だからといって、
じゃあどうすればええねん?に蓋をしておくわけにはいかない。
あっ、なるほど、どの世代にもすぐに取り組めることがひとつある。
協会名にもある「コミュニケーション」だ。
話しようぜ!なのね。
最近、印象に残ってるのが、おひとり住まいの愛すべきおかあさんへ
「暑なってきたし、身体気ぃつけてな」なんて会話をすると
「そんなん言うてくれる人、誰もおらんわ」って返ってきたことだ。
何気ない言葉のつもりが、おかあさんは凄く喜んでくれている。
食事はなかなかいっしょにはできないが、食事中にでも
「にいちゃん、あんなこと言うてたな…」なんて思い出してくれていたら幸いである。
お茶ひとつとっても、そうだ。
効能がどうとか温度は何度とか蒸らしてとか美味しい入れ方があるんだろうけど、
一番美味しい入れ方は、「今日、お仕事どうでした?」なんて
会話しながら入れるものだと千利休さんが言ったとか言わないとか…。
何でもない会話のなかに、実は食育への意識が変わるきっかけがあったりする。
このブログもなんかの話のネタに使われたりしてくれれば
これほど嬉しいことはない。
師匠、ありがとうございました。
愛すべきおかあさんとしっかりコミュニケーションをとります!!
2016/06/28
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